『癌とたわむれて』
Broyard, Anatole 1992 Intoxicated by My Illness: And Other Writings on Life and Death, Fawcett Columbine. =19951130 宮下 嶺夫 訳,『癌とたわむれて』,晶文社,194p.
■Broyard, Anatole 1992 Intoxicated by My Illness: And Other Writings on Life and Death, Fawcett Columbine. =19951130 宮下 嶺夫 訳,『癌とたわむれて』,晶文社,194p. ISBN-10: 4794962355 ISBN-13: 978-4794962355 \1937 [amazon]/[kinokuniya] ※
■内容
医師に病名を告げられたとき、私は新しい人間になったのです―。
1989年、ニューヨークタイムズの名書評者として活躍する著者は、前立腺癌を告知された。
そのとき彼は、なぜか心の高揚を覚える。
死が迫ったことによって、あたかも人生の謎が解けだしたかのように。
自らに施される医療を克明に記しながら、病と死の文学をひもとく。
人間性を喪失している現代医療のなかで、患者にとっての理想の医師を考える。
そして病をわがものとし、乗り越えるために最も必要な、自分なりの死に臨むスタイルを探究してゆく。
人生最期のときまで自分らしく生きる姿勢をウィットあふれる筆致で綴った、秀逸なメモワール。
■目次
序文――オリバー・サックス
プロローグ――アレグザンドラ・ブロイヤード
1 わが病いに酔いしれて
2 病いの文学にむけて
3 患者が医師を検査する
4 日記から
5 死の文学
6 膀胱鏡の告げたこと
エピローグ――アレグザンドラ・ブロイヤード
訳註
訳者あとがき
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:三野 宏治