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『生活世界と対話の理論』

佐藤 慶幸 19911220 文眞堂,304p.

last update:20150109

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佐藤 慶幸 19911220 『生活世界と対話の理論』,文眞堂,304p. ISBN-10: 4830940727 ISBN-13: 978-4830940729 \2427+税  [amazon][kinokuniya]

■内容

一人一人の人間が他者と出会い、身体的・言語的・感性的コミュニケーションを通して互いの自己を表現し、個性を形成し合いながら構成する相互主観的な具象的世界、 オルタナティブな共生社会を求めて、本書は書かれた。

■目次



第一部 生活世界としての共生社会を求めて
I 日本的企業社会を越えて

一 日本的企業社会の特質
二 共生社会をめざして
三 労働時間の短縮に向けて
四 社会的文化的活動への無関心
五 もうひとつのポスト・モダンを求めて
六 関係的自己組織性

II 「産業の論理」から「生活者の論理」へ
一 現代社会の諸位相
二 産業社会の価値理念
三 対話的行為とコミュニケーション
四 生活者の論理と対話的行為
五 ヴォランタリー・アクションとアソシエーション
六 生活クラブ生協の運動的特質

III ゆたかさのなかの社会運動
一 危機の共同主観化
二 社会運動論の検討
三 対案提示実行型運動としての生活クラブ生協
四 資源動員論と生活クラブ生協
五 新しい社会運動

IV オルタナティブ社会の構想――自己組織性とネットワーク
一 均衡理論の破綻
二 ポスト・モダンの理論を問う――自己組織性の理性
三 ネットワーク型自己組織性
四 新しい運動としてのネットワーキング
付論 『自己組織性』と『モダンの脱構築』――今田高俊著の書評

第二部 現代社会と対話の理論――ハバーマス理論の批判的展開
V 対話的コミュニケーション行為と市民的公共性

一 共生なき依存関係
二 生活世界と市民的公共性
三 公共性の構造転換――歴史的考察
四 市民的公共性の復権

VI 市民的公共性への構造転換の可能性
一 戦後日本社会の位相
二 公共性の再構造転換
三 アソシエーションによる市民的公共性の形成
四 メディアと市民的公共性

VII 後期資本主義の危機位相
一 対話的行為と普遍的語用論
二 「危機」概念
三 国家の介入主義
四 経済と合理性の危機
五 正当性と動機づけの危機
六 要約と展望

VIII ハバーマスの対話理論再考
一 人間による自然支配を問う――『啓蒙の弁証法』
二 「コミュニケーション行為論」再考
三 生活世界と対話――ハバーマス批判に対するコメント

IX 補論 コルポラシオンからアソシアシオンへ――デュルケムの所論を中心に
一 問題提起
二 アソシアシオンの形成
三 デュルケムのコルポラシオン論
四 デュルケムとウェーバー

初出一覧
あとがき

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:北村 健太郎
UP: 20150109 REV:
社会学  ◇社会運動/社会運動史  ◇ユルゲン・ハーバーマス  ◇身体×世界:関連書籍  ◇BOOK
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