『アメリカのジャーナリズム』
藤田 博司 19910821 岩波書店,234p.
Last Update:20100920
■藤田 博司 19910821 『アメリカのジャーナリズム』,岩波書店,234p. ISBN-10:4004301831 ISBN-13:9784004301837 \662 [amazon]/[kinokuniya] ※
■内容
出版社/著者からの内容紹介
湾岸戦争の際の徹底した報道管制,広告コンサルタントの手によって演出される大統領選挙,テレビに引きずられる大衆紙…….かつて国防総省ベトナム秘密文書事件やウォーターゲート事件でみせたアメリカのジャーナリズムの精神はどこへ行ったのだろうか.ニューヨークとワシントンに十二年間滞在したジャーナリストによる興味深い報告.
内容(「BOOK」データベースより)
湾岸戦争の際の徹底した報道管制、広告コンサルタントの手によって演出される大統領選挙、テレビに引きずられる大衆紙…。かつて国防総省ベトナム秘密文書事件やウォーターゲーム事件でみせたアメリカのジャーナリズムの精神はどこへ行ったのだろうか。ニューヨークとワシントンに12年間滞在したジャーナリストによる興味深い報告。
■目次
はしがき
第1章 新聞‐多様と画一と
1 多様な役割、多様は報道
2 進む寡占化、系列化
3 テレビ化する新聞報道
第2章 テレビ‐報道とショウの間
1 揺らぐ三大ネットワーク体制
2 演出されるニュース
3 テレビ報道の落とし穴
第3章 ワシントン・ジャーナリズム
1 影響力で決まるメディアの序列
2 エリートへの厳しい道
3 パワー・ゲームに取り込まれるジャーナリスト
第4章 ニュースを取材する
1 客観報道を実践する
2 記者と情報源
3 画一報道を誘うパック・ジャーナリズム
第5章 ニュースを操る
1 巧妙になる情報操作
2 レーガン政権とメディア
第6章 イメージの政治
1 一九八八年大統領選挙戦
2 もう一つの「砂漠の嵐」作戦
第7章 問われるジャーナリズム精神
1 ウォーターゲートと国防総省文書
2 九〇年代のジャーナリズムの課題
3 日本への教訓‐むすびに代えて
参考文献
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:樋口也寸志