HOME > BOOK >

『一般外来における精神症状のみかた』



このHP経由で購入すると寄付されます

■浜田 晋 19910315 『一般外来における精神症状のみかた』,医学書院,250p. ISBN-10: 4260117548 ISBN-13: 978-4260117548 3700+ [amazon][kinokuniya] ※:[広田氏蔵書] m.

■目次

《内容》 一般外来でよくみる精神症状のみかたを通じて臨床的なデータからその対応と治療を懇切に説き明かす。「病める心の臨床」「街かどの精神医療」で高い評価をえた著者が長年にわたり,診続けてきた豊富な症例を提示しつつ,一般医のために書き下ろした渾身の書。看護婦をはじめソーシャルワーカーにも必読の書。

■広告

《目次》
第1章 現代医療の基礎にあるもの
1.精神疾患は変わった
2.「身体病」の背景に心理的因子が関与

第2章 患者との出会い
1.患者との出会い
2.出会いの前に

第3章 精神科診察の実際
A.初回面接 initial interview
B.現症

第4章 精神疾患の病態
I.躁うつ病
II.分裂病
III.神経症(ノイローゼ)
IV.心身症
V.睡眠障害

第5章 治療論
A.薬物療法 他

■引用

◆第4章 精神疾患の病態
II.分裂病
「5.コミュニティ精神医学  1959年イギリスの精神衛生法に始まり,精神医学のあり方を精神病院から地域内医療,コミュニティ・ケアへと転換すべきと主張し,実践活動を始めた. 1963年故J. F.ケネディは「精神病および精神薄弱に関する教書」を議会に送り,「われわれはあまりにも長い間彼らを放置して来た」と,高らかに新しい精神医療の夜明けをうたいあげた(1956年精神科医になった私――当時新しい精神医療を模索していた若い精神科医たちにとって,それは1つの「希望の星」であった) 10).キャプランらを中心として,地域の中で危機的状況におかれでし間をどう支えていくかという実践活動が始まる.
 ところがそれもやがて挫折する。わが国でもその理念は導入されたものの,精神病院入院中心の精神医療の流れは依然として変わっていない11).」(浜田[1991:107])
1O)田村健二,坪上宏,浜田晋,岡上和雄編:精神障害者福祉,相川書房, 1982
11)吉岡真二:精神科医の訴え――偏見から理解へ,岩波ブックレットNo. 86, 1987


UP:20130623 REV:
精神障害/精神医療  ◇身体×世界:関連書籍  ◇BOOK
TOP HOME (http://www.arsvi.com)