『学校から拒否される子どもたち――就学時健診と就学指導』
小笠 毅 19901205 岩波書店,岩波ブックレット,62p.
last update: 20111107
■小笠 毅 19901205 『学校から拒否される子どもたち――就学時健診と就学指導』,岩波書店,岩波ブックレット,
62p. ISBN-10:4000031171
ISBN-13: 978-4000031172 \400
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■内容
内容(「BOOK」データベースより)
来春は小学1年生、胸はずませて親子が向う就学時健診の会場。しかし知能テストで「普通学級は無理」とふり分けられ、学校から拒否される子どもたちがいる。その子たちのために塾を主宰する筆者が、ともに学び、ともに遊べる学校をと、今の教育のありようを問いなおす。
■目次
教育を必要としている子どもたち――4人の母親が体験した「就学」の関門
就学までの仕組み――ふり分けを支えるシステム
スウェーデンの教育を訪ねて――教育のインテグレーション
ともに学び遊べる学校へ――20人学級と統合教育
■引用
障害児は普通教育を受けたいと望んでも、障害の有無や能力によって判定され、基準に満たなければ特殊教育の
対象とされます。
その最初の関門となるのが、小学校入学前に行われる就学時健診と就学相談です。知能検査や行動観察によって、
子どもの能力が測られます。このときの数値は、これからその子の能力をどう伸ばしていくかということよりも、
「普通」か「特殊」かを判定する材料だけに使われています。つまり子どもたちを能力によって振り分けていく
場になっているのです。p30
■書評・紹介
■言及
*作成:八木 慎一