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『笑いと逸脱』

山口 昌男 19900626 筑摩書房, ちくま文庫,415p.

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last update:20160315

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■山口 昌男 19900626 『笑いと逸脱』,筑摩書房, ちくま文庫,415p. ISBN-10:4480023860 ISBN-13:978-4480023865 欠品 [amazon][kinokuniya]

■内容

「文化と狂気」「失なわれた世界の復権」で、60年代末に一躍注目を浴びた著者が、爾来、日本の言論・思想界を席捲し、世界を股にかけて活躍しつづけたその知的脚力は、他の追随を許さぬものがある。本書は、あまり人眼にふれない様々な媒体に発表された講演・インタヴュー・短文をまとめたものである。そこに著者の旺盛な活動の軌跡が鮮明に浮かびあがる。

■目次

T 笑い・遊び・逸脱
   笑いについて/「遊び」の本来の姿/規範と逸脱

U 知的冒険へのインタヴュー
   知的冒険への手引き いま文化人類学は、とてもスリリングだ/『道化』あるいは道化的なるもの

V 人類学の眼・記号論の挑発
   悪魔の文化人類学/人を食った人類学 W. アレンズ『人食いの神話』/足の文化人類学 足の表現力を探ると/学力の文化的前提/幸福論とアイデンティティ論/日本史における規範と逸脱/記号論の挑発性/テキストとしての文化/パラダイム論とスケープゴート論/広告と記号論/広告の挑発性と「新しさ」の神話/詩人と道化

W 子供の発見
   異文化としての子供/子供の発見/「子供の世界」から「大人の世界」へ/お遊びの時間/「出来事」としての絵本

X エッセイ・アトランダム―旅・履歴・etc
   「今日の花鳥風月」断章/新聞は毎日立つ縁日である/未知の読者との対話/「文学」の鬼子の弁/潜在意識が演出する“即興的”本漁り/イヴェントの虫にとりつかれた/不易流行/湖畔の月文化/人類学者の散歩/私の事故初体験/冥界下りの旅/コーヒーが誘う不思議空間の旅/クタ・ビーチの夕陽/カリブ海周遊/カリブで人と会うT ワヤナ族インディオの場合/カリブで人と合うU 詩との出会い/日本文学の中のラテン・アメリカ文学 谷沢永一風に/山口昌男氏に聞く/私の図書館・私の大学/終戦直後の語学環境/泣き虫少年の思い出/私の「アマデウス・コンプレックス」

Y 南方熊楠とシェイクスピア
   南方熊楠と文化人類学/シェイクスピア劇の中の王権・祝祭・道化 『十二夜』の場合

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:奥坊 由起子
UP:20160315 REV:
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