『幻視する近代空間――迷信・病気・座敷牢、あるいは歴史の記憶』
川村 邦光 19900320 青弓社,214p.
■川村 邦光 19900320 『幻視する近代空間――迷信・病気・座敷牢、あるいは歴史の記憶』,青弓社,214p. →19971030 新装版. ISBN-10: 4787231448 ISBN-13: 978-4787231444 \2000 [amazon]/[kinokuniya] ※ b l
■著者略歴
■内容
出版社/著者からの内容紹介
近代化との相克のなかであぶり出された「血税一揆」「トラホーム」「狐憑き」「座敷牢」など、さまざまな「事件」に投影された民衆の心性・コスモロジーの変容と、国家による「死の共同体」へと統合されていく過程を透視する転換期の精神史。
内容(「BOOK」データベースより)
近代化との相克のなかであぶりだされた「血税一揆」「トラホーム」「狐憑き」「座敷牢」などさまざまな「事件」に投影された民衆の心性・コスモロジーの変容と、国家による「死の共同体」へと統合されていく過程を透視する転換期の精神史。
内容(「MARC」データベースより)
近代化のなかで起きた血税一揆・狐憑きなどの事件をとおし、変容する民俗社会の心性と、「死の共同体」へ統合される過程を透視する、転換期の精神史。
■目次
はじめに――厄災の「民俗」あるいは歴史の記憶からの出立
I 〈迷信〉と感情教育
1 「血税一揆」の民俗的心性
2 トラホームと感情教育
II 狐憑きから「脳病」「神経病」へ
1 狐憑きの民俗
2 精神医学の狐憑きへの視線
3 「脳病」「神経病」のイデオロギー
III 座敷牢と幻視する霊魂
1 座敷牢の生産
2 狐憑きから妄想へ
3 出口なおの近代/日常性批判
IV 近代日本と霊魂の行方
1 位牌の漂白
2 霊魂の近代
あとがき
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:山本 晋輔