『子育て――みんな好きなようにやればいい』
山田 真 19900115 太郎次郎社,270p.=20081001 新装版.
■山田 真 19900115 『子育て―みんな好きなようにやればいい』 太郎次郎社,270p. ISBN-10: 4811800923 ISBN-13: 978-4811800929 2100 [amazon] ※
=20081001 新装版. ISBN-10: 481180726X ISBN-13: 978-4811807263 \1680 [amazon]/[kinokuniya] ※ c10 ms
■内容
出版社/著者からの内容紹介
子育てはだれにとっても悩みのタネ。不安はつきません。ついリキんでしまったりもします。親は子にどうかかわったらいいのか。医者として父親として保父としての経験をもとに、子育ての考え方とハウツウをはじめて全面公開し、その問いに実践的に答えます。
■目次(新装版)
まえがき
第1話 ぼくはネアカな“町のお医者さん” ●九代つづいた医家の一人っ子
のどかだった少年時代
大学闘争に参加し、無期停学に
町医者の内弟子にあこがれて
下町の診療所で医者修行
浮浪者に学んだ医療の原点
つぶれそうな診療所を引きうける
待合室で病気がなおる
第2話 わが家の子育て、それは自分流 ●三人の子の父親になる
連れ合いとの出会い
連れ合いの家事・育児分担“宣言”
息子が見せる“問題行動”を楽しむ
小さな“テロリスト”たち
わが子には手をやく小児科医たち
患者さんとの井戸端会議
病気知らずの陽気な娘
第3話 障害をもつ娘と育ちあう ●保育を自分たちの手でする場をつくる
産休あけから娘は保育園へ
長女が病名不明の難病にかかる
娘の入退院で学んだこと
娘の危機、そして、奇蹟
地域に共同保育所をつくる
週に一日は保父さんになる
共同保育所から公立保育園へ
第4話 障害児が生きにくい社会は病んでいる ●普通学級で学ぶ娘からの問い
日本は「がんばり社会」
うさんくさい訓練法の氾濫
「患者の役割」と演じるな
「特殊学級」は学校のなかの異常
差別と闘う力を身につける
障害をもつ子の個性を生かす
めげずに明るく突っぱって
第5話 病気はけっして悪いものではない ●子どもの病気とどうつきあうか
子どもが病気をするのはあたりまえ
子どもが熱をだしたら
困った抗生物質の乱用
病気をはやくなおす方法はない
「かぜは万病のもと」か
予防薬なんてほとんどない
医者の脅し文句「手遅れだ」
子どもの命を救う親の直観力
長寿時代の健康不安
患者にむけられる冷たい視線
病気とはなにか
第6話 お医者さんに遠慮はいらない ●小児科医とのうまいつきあい方
患者さんへのお願い
患者の側に立つ医者は少ない
なるべく医者に頼らないこと
子ども好きな人――医者選び@
患者をやたら脅かさない人――医者選びA
子どもを一人まえに扱う人――医者選びB
患者ばなれのよい人――医者選びC
みんなで「医療マップ」をつくろう――医者選びD
医者に遠慮はいらない
第7話 「母と子の絆」論をけっとばせ ●もっと気楽に子育てを楽しもう
「子育て戦争」がはじめった
保育園育児か家庭育児か
「母性」は時代に利用されやすい
母親を悪者にする神話
ぼくの育児当番日
子育てはキレイゴトではすまされない
ハラハラ、ドキドキも楽しみのうち
第8話 子育てはみんな好きなようにやればいい ●育児・家事をとおして見えてきたこと
子育ては男と女で
日本の集団主義を追いだそう
身を退けないでふんばろう
息苦しい社会に挑戦!
パターナリズムとはなにか
育児も教育も医療もお節介だらけ
「お節介」はお節介
「ヘンなおじさん」になりたい
子育て、その後――二十年後のエピローグ
三人の子どもたちの「その後」
障害のある子の高校進学って?
運動に参加しながら
選択肢を奪われている現実
学校こそが、ともに生きる経験の場
三浪のすえ全日制高校に入学!
点数主義と闘いながらの卒業
子どもとともに生きる、ときに闘いながら
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:岡田 清鷹