『アメリカ医療の苦悩と挑戦』
廣瀬 輝夫 19900121 日本医療企画，352p.
■廣瀬 輝夫 19900121 『アメリカ医療の苦悩と挑戦』，日本医療企画，352p. ISBN-10:4890411593 ISBN-13:978-4890411597 \2890 [amazon]／［kinokuniya］ ※
■内容
■目次
はじめに‐押し寄せる変化の波のなかで
年表‐アメリカの医療制度における規制と変革
第1章 急激に進む制度変革の嵐
"官僚独裁"で弱体化し追いつめられたAMAやAHA
医師への監視を強めるPROとHCFA
急速に進む医療費支払いの大変革
監督、制裁の権限を完全に掌握した州衛生局
JCAHOの自主性に干渉しだした州と政府
レジデントを過酷な勤務から解放
将来に失望し、早期引退を考える外科医たち
理想と現実の溝が埋められず、医科大学が閉鎖に
メディケア抑制とRBRVSやMVPSの脅威
抜本的改正が叫ばれるメディケイド
経営難の直面しながらも伸びるHMO
医師確保にあの手この手の軍病院
組織の巨大化が重荷となってしまった在郷軍人病院
第2章 "内と外"の激流にもまれながら
医師を震え上がらせる医療訴訟
医療広告と患者紹介めぐって論争やトラブル
「死ぬ権利」と「医の倫理」の狭間で
胎児をめぐる倫理と現実
臓器移植と人工心臓の光と影
ますます厳しさを増す禁煙運動
増え続ける"医師ラボ"に法的規制
薬効その他に批判が多いジェネリック薬品
医療廃棄物の海岸汚染で緊急立法
裏面工作も激しい病院内政治
現役医師も健筆振るう医療ジャーナリズム
第3章 難病、難問の克服をめざして
今なお混迷を続けるエイズ問題
若者たちを蝕む麻薬禍
病めるアメリカを象徴する虐待と殺人
火傷治療を支える火傷センター
資金不足と施設の閉鎖で救急医療体制がピンチ
高血圧研究に邁進する関連学会
罹患率の上昇が懸念される脳卒中
年間57万人の命を奪う虚血心
高コレステロール症克服のため、食生活に変化
国家的大問題になった骨粗鬆症
関節炎治療は決め手なく今後の研究に期待
レーザー技術の取得は外科医の必須条件
第4章 高齢化社会の到来に備えて
膨れあがる老人医療が抑制策に拍車
老人施設の乱立と規制
困難の多くなる老人ホーム経営
早急に望まれるLTC病棟対策
労災と身障者対策に苦慮する保険業界
拡大の一途をたどるリハビリ需要
英語略字解説一覧
■引用
■書評・紹介
■言及
＊作成：樋口 也寸志