『シシリ−・ソンダ−ス―ホスピス運動の創始者』
シャーリー ドゥブレイ著,若林 一美他訳 19891015 日本看護協会出版会,338p.
■Du Boulay, Shirley Cicely Saunders: the founder of the modern hospice movement =19891015 若林 一美他訳 『シシリ−・ソンダ−ス―ホスピス運動の創始者』,日本看護協会出版会,338p. ISBN-10:4818000841 ISBN-13:9784818000841 \2310 [amazon]/[kinokuniya] ※ ms
■内容
シシリー・ソンダースは「ホスピスのなかのホスピス」と呼ばれるイギリス、聖クリストファーホスの創立者である。彼女は末期患者の疼痛緩和に偉大なる新境地を開いた。死にゆく人の尊厳を守り、氏の瞬間まで人間らしく生きることを可能にした。「死の顔を変えた女性」と呼ばれるゆえんである。ナイティンゲールやエリザベス・フライ、エメリン・パンクハーストらイギリス社会を変えてきた輝かしい女性の系譜を継ぐこの類い稀な人物の内面を、本書はあますところなく活写する。ホスピスケアの哲学を、これほど見事に語る本は他になく、心奪われる感動の物語である。(裏表紙より)
■目次
日本のみなさんへ
1.少女時代―不仲だった父と母のはざまで
2.オックスフォード大学から看護学校へ
3.邂逅
4.デヴィッド―死にゆく人との恋
5.医師をめざして
6.病める人とともに
7.行動のとき
8.アントーニ―再び死にゆく人と
9.聖クリストファー・ホスピスの設立へ
10.愛の共同体
11.死の恐怖を超えて―ターミナルケアと宗教
12.痛みと症状の緩和―ターミナルケアと最新医療
13.死にゆく人の日記
14.マリアン―満ち足りた結婚
15.語り継ぐべきこと―ホスピスの理念
あとがき
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:本岡 大和