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『反差別論――無根拠性の逆説』

柴谷 篤弘 19891030 『反差別論――無根拠性の逆説』,明石書店,282p.


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柴谷 篤弘 19891030 『反差別論――無根拠性の逆説』,明石書店,282p. 2060円 ISBN-10: 4750302732 ISBN-13: 978-4750302737  [amazon]

〈目次〉
プロローグ

第一部 「外」の問題
I 差別への私の関心の由来

1 生物学をやりながら
2 オーストラリアに住んで
3 オーストラリアでの差別へのとりくみ

II 日本人の対外意識
1 科学と社会
2 コメとクジラ
3 西欧と日本
4 日本の特異体質――科学者

III 加害者と被害者
1 日本人の被害者願望
2 原爆被害
3 南の島々での戦没者慰霊
4 靖国問題
5 加害と被害のせめぎをどうのりこえるか
6 核戦争における加害と被害

IV さらにいくつかの前提
1 ユートピア志向の克服
2 過程こそすべてである
3 カストリアディスの思想とマルクス批判
4 人間に対する生物還元論をのりこえる
5 人間の「帰属性」
6 大義、あるいは志の問題

第二部 「内」の問題
V 部落解放は何をめざすか

1 外のものに何がいえるか
2 「差別とはなにか」を問うこととは何であったか
3 「差別をなくす」とはどういうことか
4 外部にも向かう差別の増殖
5 「同和」概念の再検討

VI 差別の諸相
1 被差別主体の二つの姿
2 「在日」の問題
3 同性愛――それにどう立ち向かうか
4 同性愛――生物学と人文・社会科学のあいだ
5 HIV
6 障害者
7 女性
8 少数民族

第三部 両側から
VII 差別の無根拠性

1 「無根拠」の意味
2 「差別」の「根拠」の根源をさぐる
3 部落差別の「根拠」を問う

VIII 少数者としての連帯を――同質のなかに異質をつくる
1 「同和」をのりこえる
2 部落の帰属性
3 創造の源泉としての少数者
4 少数者の帰属意識
5 多数者の帰属意識
6 両側から
7 異叛にきざす危機の予測と、その克服への予感
8 革命のパラドックス

エピローグ



*作成:北村健太郎
UP:20090425
差別 discrimination  ◇BOOK
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