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『増補ケインズとハイエク――〈自由〉の変容』

間宮 陽介 2006011 ちくま学芸文庫,235p.


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■間宮 陽介 198901 『ケインズとハイエク――〈自由〉の変容』,中公新書→2006011 『増補ケインズとハイエク――〈自由〉の変容』,ちくま学芸文庫,235p. ISBN-10: 4480090215 ISBN-13: 978-4480090218 [amazon][kinokuniya] p0206

■内容(「BOOK」データベースより)
計画経済の提唱者と自由主義経済の旗手、融通無碍な進歩主義者と真正の保守主義者として対照的に語られる二巨匠。だが二人は、あらゆる思想と倫理が崩壊に瀕した両大戦間の同じ課題と対決し、新時代の自由の意味を探求するところから出発した。近年、ケインズ主義は過去の遺物、ハイエクこそ新・新自由主義の源泉とされがちだが、それが自由放任主義に転落し、経済倫理が消滅しつつあるかに見える今、新たな“自由の技法”が問われている。本書では自由主義の系譜をたどりつつ両者の思想に新鮮な照明を当てる。文庫化に当たりグローバリズムの拡大とネット社会到来後の“自由”を問い直す補論を増補。

■著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
間宮 陽介
1943年生まれ。東京大学大学院経済学研究科修了。京都大学大学院人間・環境学研究科教授。社会経済学、経済理論、経済思想専攻。市場経済一辺倒の傾向を批判し、経済活動に「倫理」と「公共性」を求める立場からの発言が多い。また都市計画・まちづくり等の分野においても積極的に発言し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■紹介・言及

Hayek, F. A. 1941 The Road to Serfdom, Routledge & Kegan Paul=199210 西山 千秋訳,『隷属への道』,春秋社→200812,【新装版】,424p. ISBN-10: 4393621824 ISBN-13: 978-4393621820 \945 [amazon][kinokuniya]
Foucault,Michel 2004 Cours au College de France. 1978-1979 Naissance de la biopolitique,Gallimard & Seuil=20080825 慎改 康之訳,『コレージュ・ド・フランス講義 1978-1979年度 生政治の誕生――ミシェル・フーコー講義集成[』,筑摩書房 421p. ISBN-10: 4480790489 ISBN-13: 978-4480790484 \5775 [amazon][kinokuniya]

◇橋口 昌治 200908 「格差・貧困に関する本の紹介」, 立岩 真也編『税を直す――付:税率変更歳入試算+格差貧困文献解説』,青土社


UP:20090812 REV:
経済(学) economics  ◇格差・貧困に関する本の紹介  ◇身体×世界:関連書籍  ◇BOOK 
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