『自閉症克服の記録――書くことによって得たもの』

山岸 裕・石井 哲夫 編　19880331　三一書房，223p.

■山岸 裕・石井 哲夫 編　19880331　『自閉症克服の記録――書くことによって得たもの』，三一書房，223p.　ISBN-10: 4380882187　ISBN-13: 978-4380882180　［amazon］／［kinokuniya］　※ a07.

■三一書房のＨＰ　http://www.san-ichi.co.jp/cgi-db/s_db/kensakutan.cgi?j1=88218-7

　四歳七ヶ月から二十年間治療を続け社会復帰した青年の記録

■引用

　石井「まえがき」

　「彼の文筆の才能に注目して、二人の共同出版を企画したのである。つまり、今まで自閉症児に関わる数多くの本が出されているが、その当事者からの発言が全くない。その渦中にあった本人はどういうことを感じているのであろうか。ひとつには、あまりにも普通の人には理解出来ないこの世の不公平があるということ、生まれた時から、本人の力では回復出来ない差別状況におかれているということを知ってもらいたい。
　私自身も今まで数多くの自閉症にかかわる書物を出版したが、裕さんの原稿を読んで、その不足を補ってくれるものが数多くあるということも知らされた。」（山岸・石井［1988:5］）

■言及

◆立岩 真也　2008- 「身体の現代」，『みすず』2008-7(562)より連載　資料
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◆立岩 真也　20140825　『自閉症連続体の時代』，みすず書房，352p.　ISBN-10: 4622078457　ISBN-13: 978-4622078456　3700+　［amazon］／［kinokuniya］　※