『ターミナルケアと今後の医療――いま医療が求められているものは何か』
形浦 昭克・並木 昭義・郷久 越二 編 19880125 南山堂,362p.
■形浦 昭克・並木 昭義・郷久 越二 編 19880125 『ターミナルケアと今後の医療――いま医療が求められているものは何か』,南山堂,362p. ISBN-10: 4525425113 ISBN-13:978-4525425111 \3800 [amazon] ※ b t02 n04
■出版社/著者からの内容紹介
■目次
序
1 ターミナルケアのあり方
2 末期癌に関するアンケート調査の結果
1 方法
2 アンケート調査の結果
a 癌告知を希望するか
b 癌の説明を希望するか
c どんなターミナルケアを希望するか
d ブロンプトンカクテルの知名度
e 延命中心か苦痛の緩和か
f 在宅ケアの希望
3 ターミナルケアの現況(第10回死の臨床研究会より)
1 特別講演? 死の臨床研究会10年の歩み
2 特別講演? 東洋と西洋の死の考え方
3 シンポジウム? 暖かく死を迎えるために
4 シンポジウム? 末期の疼痛への集学的アプローチ
4 看護婦から見たターミナルケア事例
I 怒りやいらだちを表出する患者の看護を通し、ターミナルケアを考える
II 癌性疼痛患者の看護を通してターミナルケアを考える
III 腰痛を主訴とする膀胱腫瘍、後腹膜転移患者のターミナルケアを考える
IV 予後不良の夫の病名を自らも乳癌で闘病中の妻に告げるべきかどうか
V 生命危機に陥った患者の家族とかかわりを通して看護をふりかえる
VI 家族に励まされ、増強する痛みと戦う患者のターミナルケア
VII 予後不良患者の在宅ケアで考えさせられたこと
VIII とっぴな行動をとると感じられたF氏を通して個別的な看護を考える
IX 子供が予後不良の病気と宣言を受けた家族へのかかわりをふりかえり看護を考える
X 死の瞬間まで苦痛と闘い、安楽な死を迎えることができなかったKさんの看護を考える
XI 死を迎える子供の両親とのかかわりを考える
XII 告知を希望した悪性黒色腫患者の看護を通してターミナルケアを考える
5 産婦人科における癌患者者のターミナルケア
1 研究方法
2 研究成績
3 考察
6 頭頸部癌患者のターミナルケア
1 頭頸部癌におけるターミナルケアに特徴があるか
2 癌における疼痛緩和は第一でなければならない
3 この2年間の末期癌医療について
7 今求められる医療??高まるニードと医療職の役割
○事務職の立場から
I 病院における医事課(主に外来受付)の業務と役割
○放射線技師の立場から
II 放射線技師の役割、現在の実践の中での問題点、課題、今後の方向性
○栄養士の立場から
III 嗜好調査から見た当院における給食の問題点と今後の方向性
○患者の立場から
IV 看護婦である自分が患者になって感じたこと、学んだこと
○看護婦の立場から
V ターミナルケア期の患者の個別性に対応するケアのあり方
○医師の立場から
VI 小児科入院治療における児童精神医学的アプローチ(コンサルテーション・リエゾン精神医学の応用)
VII シンポジウムのまとめ
8 現在における医療の問題点と今後の医療のあり方
I 末期癌患者の緊急処置 oncologic emergencies??その病態と対策
II ターミナルケアにおける疼痛とその治療対策
III ターミナルケアにおける心身医学的アプローチ
IV 夫立ち会い分娩の意義とその事例
V 救急医学とその周辺
VI リハビリテーション:今日と明日
VII 検査部門の役割と基本的なあり方
VIII 臨床薬学(クリニカルファーマシー)の理想と現実
IX これからの看護
X ターミナルケアについて学ぶためのカリキュラムを考える
9 まとめ
■書評・紹介・言及
*作成:鹿島 萌子