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『“知”縁社会のネットワーキング』

播磨 靖夫 19860925 柏書房,188p.


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■播磨 靖夫 19860925 『“知”縁社会のネットワーキング』,柏書房,188p. ISBN-10: 476010318X ISBN-13: 978-4760103188 \1260 [amazon][kinokuniya] ※ t02

■内容

■目次
1.
ネットワーキングは井戸端会議
 物語を売る雑貨店
 生活をないがしろにされた怒り
 井戸端会議はノイズの発生装置
 ノイズは人間の危機の表現

普通の人びとのネットワーキング
 久々の「元気印」の市民運動
 社会的正義かかげる運動へのためらい
 多様な個人を犠牲にしたタテ型論理
 網の目状に展開するリゾーム型の運動
 制度化に抗する新しい力

なんてったって おばさんの時代
 おばさんパワーで原発阻止
 住民の共感を大事にして
 みんな集まれ「わらべの家」
 心のよりどころとなる市民の基地
 おばさんならではのアイデア「布の絵本」
 病気や障害をもつ子供に文化のネットワーク
 男たちはパートタイム市民

2.
人はみんなすばらしい
 私たちは決して毒は残しはしない
 行政指導ばかり要求する運動は効果ない
 風土に根ざした生活文化をつくる
 限りないやさしさは怒りがいのち
 対等な個人がつながるルーズな運動体

暮らしの根の部分を変える
 豊かさの意義を見つける試み
 「物提携・テーマ連合」の組織原理
 楽しさをキーワードに
 小さな願望夢から出発する自己組織運動

新人類は時代のキーワードになるか
 政治・経済・マスコミの中心からはずれて
 グローバルに考え、ローカルに行動する
 「パンツ以外はあまり洗うな」運動
 オルタナティブな生活原理の提案
 辻つま合せの表層の世界に風穴

知縁社会の出現
 友だちサイズの主張から
 血縁の時代・地球の時代
 社縁の光と影
 「息苦しさ」からの脱出
 危機の時代に問いなおされる「知」

3.
小さな希望をつなぐ
 過疎の町から生まれた平和の遺書運動
 台所から生まれた反核ぬりえ絵本「ひゃくばんめのサル」
 無理せんと、できることからぼつぼつと
 小さな希望が大きな危機を押し返す

大きく考え 小さく行動する
 「がんばれ!ベトちゃん」で国際連帯
 小さな運動でもできること
 難民キャンプで子供図書館づくり
 ボランティアは触媒だ
 民際交流の時代の幕開け

大きな物語 小さな物語
 赤レンガは残った
 森を取り戻す「植林はレジャー」感覚
 井上ひさしの「永遠のいま」
 物をして語らしめよ

世間とのたたかい 自分とのたたかい
 「ソー・ホワット」(だからどうしたんだ)
 原っぱを失った現代人
 遊ぶ空間・たまれる場所の減少
 「無用の用」の現代的意味

4.
「なる」「うむ」「むすぶ」生成原則
 「共に生き共に死ぬ」共同の理念
 障害者の「生きる場」づくり
 だれにも命令せず、だれにも命令されず
 あいまい領域が新たなむすびつきを
 馴成社会と異成社会

ブリコラージュで 楽しいネットワーキング
 ブリコラージュは花盛り
 システムDの伝統
 一人の人間としての成就感
 しなやかで、したたかな知の構え
 対話的・共感的な活動様式

現代によみがえるシャーマン
 神の言葉を語る
 宗教者になった宇宙飛行士
 卑弥呼の末裔たち
 「この世」の秩序を超える
 魂をトランスさせる技術
 共感共苦の世界にいたる

ネットワーキングは芸能でんねん
 アホちゃうまんねん パーでんねん
 道化に徹して過激に生きる
 物狂わしい世界
 面白きことなき世を面白く

5.
祭りのごとく 遊びのごとく
 市民がつくるナニワのイベント
 メディアとしてのイベント
 柳田国男のエコロジー思考
 変革の芽をはぐくむハレの場

ネットワーキングの世界像
 集中化と非集中化を象徴する「巴」印
 社会のあり方を映す陰と陽のバランス
 スリランカから世界に広がったサルボタヤ運動
 精神的価値と物質的価値は同じである
 脱中心化の実践

ネットワーキングを読む
 共同の理念を追求する場=根拠地
 必然と偶然の間の自由な世界
 解明される西欧近代の特殊性
 人びとを結びつける公縁の原理

あとがき

■引用

■書評・紹介

■言及




*作成:岡田 清鷹 
UP:20081112 REV: 20090727
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