『畳の上で死にたい』
早川 一光 19860822 日本経済新聞社,205p.
■早川 一光 19860822 『畳の上で死にたい』,日本経済新聞社,205p. ISBN-10: 4532094240 ISBN-13: 978-4532094249 980 [amazon]/[kinokuniya] ※
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内容(「BOOK」データベースより)
上手な年のとり方を考える。“老い”への道は、生きとし生けるものすべてが通らなければならない道…みんな仲よく手をつなぎ、歌をうたって通ろうではありませんか。
■引用
「訴え――全国に「畳の上で死のう会」の結成を
”死のうかい”と言うたかて、そうやすやすと死ねるものではない。死ぬ時だけうまいこと、と願うたって、それは駄目。
毎日の暮らしざまが死にざまになって出る。しょせん。人間って「生きたきたように死ぬもの」と、早く気がついてほしい。”畳の上で往生”とは今の一日一日を、どう生きるかに尽きる。
全国都道府県に、これを志す人々が名のりをあげて支部をっくってほしい。世話人を引き受けて下さる方が、その町、この村に会をつくって、定期的な会合と、新聞を出して、互いの経験を交流しあったらどうだろうか。
各町村のお寺さんが、このセンターにでもなって頂ければ、何とすばらしい事ではないか。灰療と宗教の出あいというのも、こういう所から起こるのではないかと思う。
皆さんの入会と名のりを大いに期待しています。当面は私の家にでもお申し出で下さい。
京都市右京区竜安寺衣笠下町29(〒616)
早川一光」(早川[
1992:202]