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『ウェーバーからハバーマスへ――アソシエーションの地平』

佐藤 慶幸 19860530 世界書院,269p.

last update:20150109

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佐藤 慶幸 19860530 『ウェーバーからハバーマスへ――アソシエーションの地平』,世界書院,269p. ISBN-10: 1100498793 \2400+税  [7net]

■内容

現代社会において、人びとの間の自由な「連帯」はいかにして可能になるか。社会学はこの問題定立に対して、いかに答えうるのか。 ウェーバーからハバーマスへのパラダイム転換を通じて〈アソシエーション〉の地平を呈示する。

■目次

I 序説――アソシエーション論の地平
1 相互主観的世界としてのアソシエーション
2 現代社会の制度神話
3 産業社会を超えて
4 対話的行為とアソシエーション
5 参加と資源動員
6 「個体的所有」とアソシエーション

II 対話的行為と生活世界――ハバーマスの社会理論
1 はじめに――関心の所在
2 「対話的行為」概念
3 「生活世界」概念
4 社会統合とシステム統合
5 生活世界とシステムの分離――「近代のパラドクス」
6 むすびにかえて

III ウェーバー行為論と同胞倫理
1 ウェーバーからハバーマスへ
2 ウェーバー行為論のアポリア
3 プロテスタンティズムの恩寵個別主義
4 対人関係の事象化
5 同胞倫理と目的合理性の緊張関係
6 新しい同胞関係を求めて

IV ハバーマスの「対話的行為」概念
1 ウェーバー行為論の検討
2 「対話的行為」概念と他の行為概念
3 行為の形式語用論的特徴
4 批判的考察

V 現代社会における〈アソシエーション〉の機能
1 現代社会と現代社会学理論
2 対話的行為・アソシエーション・生活世界
3 「生活クラブ生協」の理念と運動
4 むすび――理論化に向って

付論1 社会システム論と行為論――T・パーソンズ理論に関連して
1 主意主義行為論
2 パーソンズ社会システム論の問題性
3 ヴォランタリー・アクションと相互主観的世界

付論2 ヴォランティア活動の本質と理念
1 人間行為とヴォランタリズム
2 ヴォランティア活動の要件
3 相互主観的世界
4 「民主主義」の学校としてのヴォランティア活動


あとがき

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:北村 健太郎
UP: 20150109 REV:
社会学  ◇マックス・ウェーバー  ◇ユルゲン・ハーバーマス  ◇身体×世界:関連書籍  ◇BOOK
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