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『遺伝子が語る生命像――動く遺伝子をさぐる』

本庶 佑 19860420 講談社,p.


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■本庶 佑(ほんじょ たすく) 19860420 『遺伝子が語る生命像――動く遺伝子をさぐる』,講談社,204p. ISBN-10: 4061326449 ISBN-13: 978-4061326446 \903 [amazon][kinokuniya] ※ g01

■内容
出版社/著者からの内容紹介
生命とは何だろう? なぜ尊いのだろう?
分子生物学の発展により、生命の基礎は物質であることがわかっただけでなく、遺伝子がダイナミックに変動して多様性を増幅していることも明らかとなった。これらを基礎とした新しい生命像と価値観が今、生まれようとしている。
わが国の生命科学の第1線にいる研究者が、自らの研究を通して生命科学の最前線の姿を紹介し、生命観の変革を語る。

内容(「BOOK」データベースより)
生命とは何だろう? なぜ尊いのだろう?分子生物学の発展により、生命の基礎は物質であることがわかっただけでなく、遺伝子がダイナミックに変動して多様性を増幅していることも明らかとなった。これらを基礎とした新しい生命像と価値観が今、生まれようとしている。わが国の生命科学の第1線にいる研究者が、自らの研究を通して生命科学の最前線の姿を紹介し、生命観の変革を語る。

著者紹介
1942年京都市生まれ。京都大学医学部卒業。71年から3年間、米カーネギー研究所、米国立衛生研究所の客員研究員。帰国後、37歳の若さで阪大医学部教授となり話題となった。現在、京大医学部医化学講座教授。専門は抗体遺伝子を中心とした遺伝子の構造、発現、進化の問題。朝日賞、ベルツ賞などを授賞。わが国を代表する分子生物学者である。

■目次
第1章 遺伝学の夜明け
1.メンデルは、なぜ偉大なのか
2.進化は遺伝子の歴史である
3.遺伝子の本体はDNAである

第2章 分子遺伝学の基礎
4.細胞は、生命体の基準単位である
5.細胞融合とは何か
6.染色体はDNAとタンパク質からできている
7.DNAの構造から何がわかるか
8.遺伝暗号の謎解き
9.遺伝子は寄木細工で作られたか
10.DNAには意味のない部分がたくさんある
11.遺伝情報のコピー(転写)は編集される
12.遺伝情報は翻訳されて機能を持つ
13.まちがいは進化の母である
14.遺伝子のブレンド
15.染色体以外にも遺伝子は存在する

第3章 遺伝子工学の技術
16.DNAを切りつぎする酵素
17.遺伝子の運搬屋(ベクター)
18.細胞へDNAを導入する
19.相補DNAのクローニング
20.遺伝子図書館
21.新技術の複合で組換えDNA技術が可能となった

第4章 生物学の新しい展開
22.生命体は、なぜ多様化したか
23.遺伝子不変の神話は崩れた
24.動く遺伝子
25.免疫系の仕組みと制御
26.抗体の多様性は遺伝子の偶然の変化とクローン選択によって作られる
27.遺伝子の欠失によって抗体のクラスが変わる
28.遺伝子の構造からたどる生物の進化
29.ガン遺伝子は、もともと細胞の遺伝子である
30.生物の形を決める遺伝子
31.神経情報を伝える物質
32.記憶の仕組み
33.遺伝子病の診断と治療

第5章 遺伝子から見た生命像
34.科学の進歩は世界観を変える
35.生命の偶然性
36.柔軟な生命の設計図
37.未来に備える遺伝子
38.生命と価値観
39.個人の尊厳とクローン人間

第6章 生命科学の未来
40.生命は、どこまでわかるか
41.医学の未来
42.農業におけるバイオテクノロジー
43.工業におけるバイオテクノロジー

第7章 科学技術と人間社会
44.文化の将来に対する科学技術の役割
45.人間社会における生命科学の役割
46.シジフォスの神話
47.遺伝子工学と安全性論議

関連参考図書
索引および用語解説

■引用

■書評・紹介

■言及




*作成:岡田 清鷹 
UP:20081203 REV:20090812
遺伝子  ◇本:遺伝子/ヒト細胞・組織/ES細胞/クローン…  ◇身体×世界:関連書籍  ◇BOOK
 
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