『患者のための医療裁判――被害に泣き寝入りしない処方箋』
吉川 孝三郎 19851110 日本評論社，304p.
■吉川 孝三郎 19851110 『患者のための医療裁判――被害に泣き寝入りしない処方箋』，日本評論社，304p.
ISBN-10: 4535575711 ISBN-13: 978-4535575714 2300 ［amazon］ ※ b d01 t02
■目次
第一章 ドキュメント医療裁判
①舌ガン手術後、全身マヒ・失明・言語障害になった
②判例調査・証拠保全――裁判提起のために ／ ③証人尋問で明らかになっていった事実
④病院が責任を認めた形で和解成立
第二章 最高裁判例の流れ――過失論と因果関係理論の確立
①過失論 ／ ②因果関係論 ／ ③医師が反証できなければ責任は認められる
第三章 初歩的ミス
①千葉大採血ミス事件・北大電気メス事件 ／ ②接続、挿管に伴うミス
③手術に伴う単純ミス ／ ④注射液（量）の誤認
第四章 誤診
①ガン ／ ②頭部の外傷 ／ ③幼児の病気 ／ ④腸の病気 ／ ⑤子宮外妊娠 ／ ⑥虫垂炎
第五章 注射ミス
①筋肉注射による神経マヒ ／ ②大腿四頭筋拘縮症 ／ ③注射による菌の侵入
④薬剤ショック ／ ⑤予防接種
第六章 手術
①盲腸（虫垂炎） ／ ②蓄膿症 ／ ③分娩 ／ ④交通事故
⑤その他の手術ミス ／ ⑥美容整形手術
第七章 術後管理
①出産後の出血 ／ ②手術後の大量出血 ／ ③術後の看護ミス
第八章 麻酔事故
①頻発する麻酔事故 ／ ②虫垂炎手術で麻酔事故 ／ ③局所麻酔による事故
④全身麻酔による事故 ／ ⑤悪性過高熱
第九章 処置ミス
①核黄疸 ／ ②未熟児網膜症 ／ ③破傷風 ／ ④過失が否定されたケース
第十章 薬害
①サリドマイド訴訟 ／ ②スモン裁判 ／ ③ストマイ訴訟 ／ ④クロロキン裁判
第十一章 訴訟
①提訴まで ／ ②裁判開始 ／ ③損害賠償額の算定