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『愛ふり返る時――難病患者・生命を賭けた10年の記録』

山田 富也 19850826 エ−ル出版社,190p.

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last update: 2010315

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■山田 富也 19850826 『愛ふり返る時――難病患者・生命を賭けた10年の記録』,エ−ル出版社,190p. ASIN:B000J6PM4O 欠品 [amazon] ※ w/yt09, md, d00p

■内容(裏表紙より)

「時、限りあれど命燃やして」
この数年の間に、私は長兄の寛之と次兄の秀人を相次いで失った。しかも、追い打ちをかけるように、共に歩み、良き指導者であった「ありのまま舎」代表の大 坂誠先生が、突然の脳障害で倒れ、不帰の人となってしまった。大きな支えであったこの三人の死は、私に立ち直れないほどの衝撃を与え、絶望の淵に突き落し た。 しかし私は、多くのしえんしゃに支えられ、再び歩き始めた。・・・・限られた生命を限られた空間でしか生きられなかった兄・・・その無念さ、憤りが私を再 び奮い立たせ、自律ホーム設立という大事業・難事業に立ち向かわせている。 作家の澤地久枝さんは、「多くのことを手がけるよりも、もっと書き残さなければならな。兄二人が言えなかったことを、もっと伝えなければ・・・」と折に触 れて忠告して下さる。その言葉を胸に、精一杯残された時間を大切に、私なりの人生の足跡を残していきたい。そして、二人の兄が死に際に見せた、自分の死を 受け入れる勇気を、私も持ちたいと思う。

■言及


◆立岩真也 2014- 「身体の現代のために」,『現代思想』 文献表


*作成:山本 奈美
UP: 20080519 REV: 20151127, 20190315
山田 富也  ◇筋ジストロフィー  ◇障害者(の運動)史のための資料・人  ◇身体×世界:関連書籍BOOK
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