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『日本の右翼』

池田 諭 19850730 大和書房,大和選書,261p.

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last update: 20190315

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■池田 諭 19850730 『日本の右翼 新装版』,大和書房,大和選書,第2版,261p. ISBN-10:4479800220 ISBN-13:978-4479800224 欠品 [amazon][kinokuniya] ※ w/tt17, m04_1, mw
←198106 『日本の右翼――開かれたナショナリズム』,大和書房,第2版,261p.
←197309 『日本の右翼――開かれたナショナリズム』,大和書房,改訂版,261p.
←197003 『日本の右翼――開かれたナショナリズム』,大和書房,270p.

■内容

■目次

序章 右翼はどこへ行くのか――新しい思想の創造のために
 右翼思想の根底を支えるもの
 維新(革命)への志向
 今、何が求められているか?

第一章 日本右翼の源流――西郷隆盛の思想と行動
 革命者か反動家か?
  西郷隆盛の意図したもの
  先駆か反動か?――相対する評価
 思想形成への道
  がんじがらめの体制
  つらぬく儒教的民本主義
  はたして"反近代"なのか?
  思想への目覚め――佐藤一斎から学んだもの
  慈愛されるべき存在!?――西郷の人民観
 維新を推進するもの
  混乱の時代が生んだ風雲児
  流人生活で体得したもの
  指導者として何を身につけるか?
  全存在を賭けた維新革命
 "第二革命"の思想
  "新しい軍隊"の構想
  新政府への幻滅――"第二思想革命"の発生
  西郷は"反動"ではない!?
  西洋近代の否定――何を評価すべきか?
 何を継承すべきか
  征韓論の起源と展開
  敗論!政府打倒の決意
  死に急ぐ戦い…
  指導者はどうあるべきか?
  日本政治の進むべき道とは?
  西郷の夢と情熱――何を受けつぐか?

第二章 理論と実践――北一輝における革命思想の追究
 社会主義への開眼
  死で証明したもの
  法華経の中に何を発見したか?
  思想への出発
 「国体論及び純正社会主義」の思想
  "国体論"の矛盾点は何か?
  衝撃の理論"万世一系の皇室を奉戴せず"
  明治維新への新しい視点
  どうすれば世界連邦を実現できるか?
  人間の"喜び"を奪うもの
  革命への夢と期待
 中国革命と北
  宮崎滔天との出会い
  辛亥革命――その思想と現実
  中国革命同志会の挫折
 「支那革命外史」の意味するもの
  なぜ書かずにはおれなかったのか?
  中国蔑視!?――日本人心理への鋭い批判
 中国の再発見
  排日運動――燃える中国
  日本革命に向かう眼
 革命への志向
  "下からの革命"と"上からの革命"
  "現実の人間"からの出発
  人間自立の基盤をどこに求めるか?
  "侵略の中から革命の嵐を!"
 二・二六事件と北
  軍隊による革命
  何が青年将校との結びつきを可能にしたか?
  二・二六蹶起!――北に知らされなかった事件
  「日本改造法案大綱」の幻想性

第三章 戦争と平和の思想――世界最終戦の構想者・石原莞爾
 "平和"を追い求める精神
  "世界最終戦"の後にくるもの
  どんな国家を建設すべきか?
  絶望と虚無からの目覚め
 革命思想の芽生え
  通らぬ正義――名ばかりの"平等"への怒り
  人生を決定づけた出会い
  中国に開かれる眼
  軍人としての矛盾――どう克服したか?
 世界最終戦の構想
  追求すべき戦略・戦術とは?
  ドイツ軍略への挑戦
  人間解放のための不可避の過程なのか?
  正義への憧れと力に対する信頼
  人種戦争としての世界最終戦争
 "侵略"と"解放"の間で
  "満蒙進出"への視点
  見失われた精神
  危険な自覚か!?――"八紘一宇"の思想
  満州事変への道
 協和会の目ざすもの
  民族自決の理念とは?
  橘撲の共同主義思想
  "五族共和"――満州国誕生のかげに
  理想の瓦解――植民地化への急傾斜
 大東亜戦争と石原
  絶望と自己矛盾の中で
  東条との対決――なぜ理想が挫折したのか?

第四章 現代と右翼――影山正治の"維新"思想
 求め続ける"維新"
  現代につらぬく姿勢――安保と影山
  "自己維新"への認識と志向
 日本主義文学への覚醒
  培われた自主独立の思想
  危機の時代の論理――日本主義への傾斜
  資本主義への懐疑
  思想は堕落したのか!?
  "明日の日本を戦いとれ"――日本革命の模索
 新兵隊事件と影山
  血と情熱の行動者
  影山の根底を支えるもの
  "動"から"静"へ――獄中で育てた思想
  対決と理解――魂の触れ合い
  つらぬく"いのち"の哲学
 "みたみわれ"の思想
  信ずるべき日本思想とは?
  古典から何を学ぶか?
  天皇への敬意――"みたみわれ"の意識
 東条体制との対決
  厳しい自省の精神
  中国革命への期待
  軍閥体制との対決
  大東塾はどんな影響を与えたのか?
 右翼の中の"天皇"
  "理念としての天皇"と"現身としての天皇"
  自決!――つらぬき通す"志"
  "天皇"をどうとらえるべきか?

第五章 未来と右翼――三島由紀夫の夢
 革命者としての自決
  戦後社会の否定
  戦中派的思想の体現
  日本ロマン派への接近
  終末観に基く美意識
  破滅のはじまり
  創造へのあがき
 破壊そして創造へ
  日本ロマン派との訣別
  陶酔する感覚の追究
  虚妄なる時代への不信
 理想的世界への布石
  右翼的なるもの
  「唯一絶対」の否定
  未来への架け橋は築かれたか
  日本の右翼から世界の右翼へ
  栄光の死

終章 日本思想史における右翼思想――その位置づけと展望
 日本思想の"原点"とは何か?
 "生命"への賛美と感動
 "言動は力なり"――"コトムケヤワス"の精神
 "伝統思想"の理想と現実
 "二段革命論"の限界点とは?
 日本精神を絶対化する危険
 平和を志向する目覚め
 "思想"を生かすもの

右翼関係略年譜・参考文献一覧

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:樋口 也寸志
UP:20110730 REV: 20190315
竹中 労マイノリティ関連・戦後年表戦争と医学/731部隊・文献  ◇身体×世界:関連書籍 1980'  ◇BOOK
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