『ニーズ・オブ・ストレンジャーズ』
Ignatieff, Michael 19841011 The Needs of Strangers,
Chatto and Windus,160p.
=199902 添谷育志・金田耕一,風行社,263+ivp.
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Ignatieff, Michael 19841011 The Needs of Strangers,Chatto and Windus,160p.
=199902 添谷育志・金田耕一『ニーズ・オブ・ストレンジャーズ』,風行社,263+ivp. ISBN-10: 4938662361
ISBN-13: 978-4938662363(ISBNなければASIN) \3045
[amazon]/[kinokuniya] ※ n6 r05 s03
■内容(「BOOK」データベースより)
「権利が満たされているにもかかわらず、魂は恥辱にまみれている」人びとがいるのはなぜか?人には、愛情と尊敬をもって遇されたいというニーズがあり、また精神的慰謝や帰属感に対するニーズもあるが、それらは単なる「権利」によって満たされるものではない。「見知らぬ他人」のそういったニーズに応えること、それは「役所の仕事」なのだろうか?著者は、聖アウグスティヌスからルソーにいたる人間的ニーズの変容をめぐるヨーロッパ精神史の再解釈をとおして、福祉国家において人びとが品位をもって「共に生きる」ための条件を浮き彫りにする。市場教の神官サッチャーによる改革がもたらした荒涼たる英国社会の風景の中で、しかも「頑固にリベラル」をつらぬきながら。
■目次
はじめに 悲劇とユートピア
第1章 自然的なものと社会的なもの―リア王
第2章 肉と霊―アウグスティヌス、ボッシュ、エラスムス、パスカル
第3章 形而上学と市場―ヒュームとボズウェル
第4章 市場と共和国―スミスとルソー
おわりに 故郷喪失と帰属
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:野口 陽平