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『神経疾患――その診かたの実際』

祖父江 逸郎 198303 ライフ・サイエンス・センター,293p.

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last update:20180709

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祖父江 逸郎 編 19830310 『神経疾患――その診かたの実際』,ライフ・サイエンス・センター,293p. ASIN: B000J7C4TY 欠品 [amazon][kinokuniya] s09. n02

■引用

井形 昭弘 19830310 「筋萎縮性疾患の診かた考えかた」 101-122(第6章)

 「筋ジストロフィー症に対する対策は国の施策として取上げられている筋ジス親の会の力による点も少なくない。その熱意が国をうごかし△120 プロジェクト研究班を組織させ、組織的な研究が行われている。
 一方全国24の国立療養所には筋ジストロフィー病棟が建設されており。多くの患者が療養にはげんでいる。ここは原則として退院することがない場であり養護学校が併設され,遠足があり、おまつりがあり,生活の場がある。このような病棟は世界でも例がなく,我が国の福祉政策の1つの側面を示しうるものと言いうる。20歳まで生きられないとされた Duchenne 型の児らが友を得て,残された手先を使ってハムで世界中の人と交信し,ころがし卓球に興じているのをみると医師として何をせねばならぬかをひしひしと感ずる。」([120-121])

■書評・紹介・言及

◆立岩 真也 2018 『病者障害者の戦後――生政治史点描』,青土社


*作成:安田 智博
UP:20180709 REV:20180720
神経筋疾患ネットワーク  ◇「難病 nambyo」  ◇病者障害者運動史研究  ◇身体×世界:関連書籍  ◇BOOK
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