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『逆光の中の障害者たち――古代史から現代文学まで』

後藤 安彦 19820620 千書房,270p.

last update:20110122

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後藤 安彦 19820620 『逆光の中の障害者たち――古代史から現代文学まで』,千書房,270p. \1480 ※ ds

■著者について

後藤 安彦(ごとう・やすひこ)
1929年、兵庫県生まれ。本名、二日市安。翻訳家。1960年代以降、各種の障害者運動に参加。現在「障害児を普通学校へ・全国連絡会」世話人の一人。
著書 『私的障害者運動史』(二日市安名義)、歌集『沈め夕陽』
訳書 チャステイン『パンドラの厘(はこ)』『16分署乗取り』、ディトン『爆撃機』『SS-GB』、J・ガードナー『裏切りのノストラダムス』など。【編注:出版当時のデータによる】

■目次

はじめに
日本最初の障害者 蛭子(ひるこ)
びっこの職人神 ヘパイストス
脳性マヒの皇帝 クラウディウス
福音書のなかの病者たちものいわぬ王子 本牟智和気(ホムチワケ)
行基に棄てられた子供
アウトローの芸術家 蝉丸(せみまる)
帳(とばり)の奥の異形者(いぎょうしゃ) 嵯峨(さが)の隠君子(いんくんし)
ちょっとひとやすみ
鉢かつぎ姫
一人でとり残されたハメルンの障害児
猿の婿入り
美女と野獣
検校(けんぎょう)制度の創設者 明石覚一(あかしかくいち)
歩行不能の武将 戸次鑑連(へつぎあぎつら)
歴史を見通した視覚障害者 塙保己一(はなわほきいち)
脳性マヒの将軍たち 徳川家重(いえしげ)と家定(いえさだ)
もう一度ひとやすみ
アンデルセン『みにくいあひるの子』の”あひるの子”
オスカー・ワイルド『王女の誕生日』の”一寸法師”
エレナ・ポーター『少女パレアナ』のパレアナ
コロレンコ『盲目の音楽師』のピョートル
江戸川乱歩『芋虫』の須永元中尉
フランツ・カフカ『変身」のグレゴール・ザムザ
松本清張『或る「小倉日記」伝』の田上耕作
三島由紀夫『金閣寺』の溝ロ
ダニエル・キイス『アルジャーノンに花束を』のチャーリィ
エルンスト・エッカー『小さくなった先生』のファイアリヒ先生
アルフ・プリョイセン『小さくなったスプーンおばさん』のスプーンおばさん
中山あい子『奥山相姦』の高夫
ギュンター・グラス『ブリキの太鼓』のオスカル
灰谷健次郎『兎の眼』のみな子ちゃん
『エレファント・マン』のジョン・メりック
天藤真『遠きに目ありて』の信一少年
箙(えびら)田鶴子『神への告発』の理恵
栗本薫『Run WIth the Wolf』のモンスター
むすび”健常である”ことへの問い(永畑道子)
解説 (山岸嵩)
おわりに
参考文献


*作成:箱田 徹
UP:20110122
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