『吉本隆明とブランショ』
吉田 裕 19810828 弓立社,269p.
■吉田 裕 19810828 『吉本隆明とブランショ』,弓立社,269p. ASIN:B000J7T3TS \1890 [amazon] ※ yt08
■内容
(帯より)
曖昧な現実の背後に磁力を放つもの――そのかすかな引力を感知し、たぐり寄せるようにして、現実を収斂させ、無限のものを呼び醒ます。この試みへの関心に貫かれた二つの作家論。吉本隆明にはこの作業のもたらす包括的な可能性を、モーリス・ブランショにはその極限の様態を見ようとする。
■目次
序 「物語」についての覚え書
吉本隆明
思想の位置 「固有時との対話」「転位のための十篇」「マチウ書試論」
知を超えて 「転向論」「思想の基準をめぐって」「最後の親鸞」
モーリス・ブランショ
書くとは何か 「謎の男トマ」「アミナダブ」「至高者」「期待・忘却」
第一章 物語の行方
第二章 非本質的なものの方へ
批評から文学へ 「ロートレアモンの経験」
1 作品と批評
2 『マルドロールの歌』
3 はじまり
4 存在しかつ存在しないもの
5 批評は成立するか?
6 終りの経験
7 『ポエジー』
8 文学的なものの発見
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:角田 あさな