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『障害児教育とはなにか――教育の真実を求めて』
清水 寛 19810415 青木書店,268p.
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last update:20160829
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清水 寛
19810415 『障害児教育とはなにか――教育の真実を求めて』,青木書店,268p.,ISBN-10: 4250810089 ISBN-13: 978-4250810084 欠品
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※ ds/ds
■内容
【本書,裏表紙より】
障害児教育の先駆的な実践――近藤益雄,びわこ学園,与謝の海養護学校,さくらんぼ保育園,ゆたか共同作業所等――とその思想を学びながら,
それらの実践が提起してきた障害児の発達観,教育・福祉観,障害児と健体児の共同教育や障害児保育のすすめ方などを分析して,教育の真実を追求する.
■目次
序章 「いちばんいい日」
第一章 命の尊厳をきずく教育――近藤益雄の生きた道
一 “一冊の本”――近藤益雄との出会い
二 戦前の教育実践――生活綴方の思想にたって
1 五島列島に教え子たちを訪ねて――その後の文集『てんぐさ』『勉強兵隊』の子どもたち
2 F少年のこと――小値賀小学校での実践
三 戦後の教育実践――障害児の教育と福祉に生きる
1 教育を人民の手に――二.一スト前後
2 『遅れた子どもの生活指導』『この子らも・かく』
3 命を大切にするために――「精神薄弱児」にたいする理科教育の先駆的実践
4 生活綴方の原理を深め、日本の教育全体にかえした益雄
四 平和をきずき、生命の尊厳をうちたてるしごととして――近藤益雄の教育と福祉の思想
第二章 障害を負う子どもたちの発達の事実に学ぶ
一 夜明けをみちびく子どもたち――映画「夜明け前の子どもたち」から
1 S君のほほえみ――発達的共感の思想
2 心の杖――きびしさ、たしかさ、さわやかさ
二 「階段のつくり方が正しければ……」――小学校障害児学級での二人の子の歩み
1 感覚をゆりうごかして――活動と認識
2 誤りを食べながら太る――労働と認識
3 真実性をみぬく力を――生活と認識
4 やさしさこそするどさの母――集団と認識
5 発達の競い合いこそ――共同教育のなかで
6 未来に生きる仕事として
第三章 君がいて、僕がある――障害児と健体児の共同教育の実践
一 与謝の海養護学校の実践
二 盲聾舞鶴分校の実践
三 「ゆたか」・「みのり」共同作業所の実践
第四章 あすを拓く子らのために――さくら・さくらんぼ保育園
一 四つの新鮮な印象
1 築き上げてきた豊かな保育環境
2 子どもたちの発達の豊かさ
3 “未来への希望の道”に生きる保育者たち
4 すべての子どもの生命を輝かせる教育
二 実践と学習・研究と運動と
1 自主的・民主的“保育労働者大学”
2 “教育する者が教育されなければならない”――ある日の保育者学校に参加して学んだこと
3 全国的な研究運動とも交流しつつ
4 自治体や国の政治の民主化をもめざして
三 “実践に人あり、人に歴史あり”――斎藤公子先生のこと
1 熱い胸と冷たい頭と逞しい腕の人
2 近代の革新的教育思想につながる保育思想・保育実践
3 民族の文化を継承・発展できる子どもの育成をめざして
第五章 障碍者の歴史から何を学ぶのか
一 障害者問題の歴史と労働者階級――資本主義の形成・確立期に視点をおいて
1 イギリスにおける場合――産業革命と障害者問題
2 日本における場合――東京都養老院における「精神薄弱」児教育の分化のあゆみ
二 障碍者教育における歴史研究と歴史教育の統一
1 ヴィゴツキーの指摘に学ぶ
2 普通教育の一環としての障害児教育
3 民間教育団体における障害児の歴史教育の研究
4 やさしくて、内容の豊かなものを――障害児の歴史教育と教材づくり
5 歴史を創る歴史学習の実践
三 “希望の路”をともに歩むために
終章 すべての障害者の生存=発達権保障をめざして――「全面参加と平等」の実現――
一 障害者の希いと障害者教育の基本課題
二 国際障害者年を実り豊かに
あとがき
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:岩ア 弘泰
UP:20160829 REV:
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障害学
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