『考えることを考える』上・下
Nozick, Robert 1981 Philosophical Explanations, Harvard University Press. ※=19971230(上下とも) 坂本百大監訳・西脇与作・戸田山和久・横山輝雄・柴田正良・服部裕幸・森村進・永井均・若松良樹・高橋文彦・荻野弘之訳 『考えることを考える』,青土社
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Nozick, Robert 1981 Philosophical Explanations, Harvard University Press.
=19971230(上下とも) 坂本百大監訳・西脇与作・戸田山和久・横山輝雄・柴田正良・服部裕幸・森村進・永井均・若松良樹・高橋文彦・荻野弘之訳 『考えることを考える』,青土社 , 上472p, 下550p+8. 4200(上下とも)
上巻
ISBN-10: 4791756037 ISBN-13: 978-4791756032
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下巻
ISBN-10: 4791756045 ISBN-13: 978-4791756049
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■目次
上巻
謝辞
序章
強制的な哲学
哲学的説明
仮説の身分
説明と証明
哲学的多元主義
序章 注
形而上学
第一章 自己の同一性
I 通時的な自己の同一性
最近接連続者理論
理論の適用
重複
哲学的概念を構造化する
問題事例
同点と配慮
II 再帰性
再帰的自己指示性
自己としての本質
いかにして再帰的自己知識は可能か
分類と存在者化
自己統合
統合の説明するもの
統一と全体
自己の自己概念作用
再帰的配慮
存在論的に固体的な自己?
第一章 注
第二章 なぜ何もないのではなく、ものがあるのか?
あらゆるものを説明すること
非平等主義的な理論
平等主義的理論
豊穣さ
豊饒性と自己包含
究極的であるということ
充足理由律
法則はいかにして可能か
超越
神秘体験
第二章 注
認識論
第三章 知識と懐疑論
I 知識
知識の条件
やり方と方法
知識と必然性
いくつかの事例とややこしい問題
II 懐疑論
懐疑論的可能性
懐疑論的な帰結
非閉包性
懐疑論と知識の諸条件
狭い範囲の懐疑論
非閉包性の詳細
証明と知識の伝達
懐疑論再論
自分が知っているということを知ること
III 証拠
証拠関係
確率に基づいた証拠
証拠関係の偶然性
懐疑論のための証拠は存在するか
知識・証拠・正当化
証拠関係のための証拠
いかにして背進は止まるか
すべてを知る
知識はいかなる点において独自性をもっているのか
第三章 注
下巻
第四章 自由意志
I 選択と自由意志
諸理由の重みを計る(そして重みをつける)
ランダムでない重みづけ
自由な選択の理解と説明
人は違った仕方で重みを与えることができたか?
なぜ自由意志か、そしていかにして?
自由意志には価値があるか?
II 決定論および価値への帰一
最善のトラッキング
トラッキングはいかにして媒介されるか
並行関係はどのくらい啓発的か?
神経生理学への還元はトラッキングを打ち消すか?
社会生物学はトラッキングを打ち消すか?
均衡状態における行為
自己選択
III 応報刑
応報のための枠組み
根拠が要求される
応報と復讐
応報のメッセージ
正しい価値と結び付ける
行為の要請
正しい価値を踏みにじる
応報の輪郭
r×hの構造に関する補論
犯人と法
決定論と刑罰
第四章 注
第五章 倫理学の基礎
I 倫理的押し
グラウコンの挑戦
矛盾と動機づけ
道徳による利益
最も価値のある人生を送ること
内在的関心
有機的統一の程度
有機的統一の程度としての価値
価値の構造
価値と反価値に関する諸条件
価値の魅力
有機的統一性の役割の説明
価値を設計すること
多元論と創造性
II 倫理的引き
道徳的基礎
価値を求めること
道徳的回避を阻止すること
道徳的呼応性
呼応と反‐呼応
呼応的相互作用と道徳原理
III 倫理的引きの構造
道徳の複雑さと道徳の諸構造
単純衡量構造
倫理学における判断
複雑な構造
他にとりうる行動
道徳的ウェイトの測定
複雑な構造――より大きな行動過程
義務論と目的論
権利
IV 価値ある生活
自己改善
調和的な階層的発展
自己と他人たちを発展させること
開花すること
評価者の価値
価値に応じて扱うこと
現実への呼応的な結びつき
引きと押しの同等性
押しは引きを含むか
V 事実と価値
裂け目
倫理的説明と自己包含
カント的構造化
VI 価値の基礎
エウテュプロン問題
ニヒリズム、実在論、観念論、ロマン主義、実現論
価値は存在すべしという選択
事実と価値の関係
第五章 注
第六章 哲学と人生の意味
(有)意味の諸相
死
痕跡
神の計画
目的論
限界の超越
限界をもたない存在
意味と価値
人文科学の一部としての哲学
還元主義
非還元的理解
芸術の一形式としての哲学
第六章 注
訳者あとがき
索引
*作成者:篠木 涼