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シリーズ・いまを生きる4『女・再就職』

(桜井陽子責任編集) 19801101 ユック舎,174p.


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■(桜井陽子責任編集) 19801101 『女・再就職』(シリーズ・いまを生きる4),ユック舎,174p. ASIN: B000J83G22 950 [amazon]

■目次
再就職を志す人たちへ(桜井陽子) [3]
主婦の再就職――性別役割分業を越えて……桜井陽子 [8-18]
▼インタヴュー
主婦だけではいられない……田中喜美子 [19-30]
主婦の能力と企業が求める能力……藤原房子 [31-37]
職安の窓口から――再就職を志す人へのアドバイス……森良子 [38-45]
▼再就職・私の場合
ケース・1 デパート店員 野中祥江 [46-50]
ケース・2 あみもの講師 遠藤和枝 [51-54]
ケース・3 保母 古川秀子 [55-59]
ケース・4 パートタイマー 田端とも子 [60-63]
ケース・5 生命保険外交員 林美智子 [64-67]
ケース・6 会社事務員 石毛和美 [68-71]
仕事を探すときの本・あれこれ [72-81]
▼レポート・ただいま、求職活動中
@とにかく一歩、動き出すには……町田薫 [82-87]
A「あのう、技能がないんですが」……横田真理 [88-93]
B登録さえしてもらえないなんて……佐藤良子 [94-100]
C四十代・五十代こそ、働き盛り……中村恭子 [101-106]
▼座談会
どうすれば成功するか・再就職
 ……佐藤良子・中村恭子・町田薫・横田真理・桜井陽子(司会) [107-118]
働く既婚女性の増加と家庭生活の変容……石野厚 [119-142]
資料で見る既婚女性の現実 [143-150]
▼編集部インタヴュー
いま女が働くこと……中島通子 [151-171]
通信欄・お知らせ
編集後記

■紹介・引用
▼「再就職を志す人たちへ」 [3]
 なにを手がかりに自立への道を歩むべきか――明確な指針がもてないままに、出口のない迷路で行きつ戻りつしているというのが、再就職を決心した女の現状ではないでしょうか。
 主婦の自立の難しさは、まずなによりも社会的な問題であり、性別役割分業を当然のこととして成り立っているこの社会の構造を追及することなしには論じられません。しかし、同時に、頭で考えるだけではだめで、再就職をする、という具体的な行為のなかで初めて達成されるということも事実です。(p.3)

▼中島 [151-171]
中島 [……]それからパートの人の問題で、さっき家計補助に甘んじないで欲しいと言ったのにつけ加えると、家計補助だと、賃上げ自体にもそんなに熱心じゃないのね。七〇万円の扶養控除を少しでもはみ出すと困るという意識が強いから、あんまり賃上げなどしなくていいとなる。それに対し、七〇万円の扶養控除が低すぎるから、もっと高くしたらいいという意見もあるけれど、それも逆行だと思う。女は夫に養われるべきものだから、なるべく税金を払わないで、夫の扶養家族にしておこうということですから。
 だから、そういう扶養家族意識をやっぱり変えないといけない。パートの人たちが労働組合を作ろうとか、労働条件を向上させようという場合に一番先にぶつかるのがこの問題なんです。パートの労働組合を試みた人を何人も知っているけれど、大部分は、そこの壁にぶつかってだめになる。賃上げなどするより、いまの夫の扶養家族でいたほうがいい、健康保険や社会保険に入るより、夫のに入っていたほうがいい、 >168> 掛け金を払うと手取り分が減るわけで、短期的に見ればかえって損ですから。(pp.167-168)

■書評・言及
[……]

*作成:村上 潔(立命館大学大学院先端総合学術研究科)
UP:20080222
BOOK ◇女性の労働・家事労働・性別分業

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