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『日本の狂気誌』

小田 晋 19800215 講談社,387p.

last update:20140914

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小田 晋 19800215 『日本の狂気誌』,講談社,387p. ISBN-10:4061593382 ISBN-13:978-4061593381 欠品 [amazon][kinokuniya] ※ m. h

■内容

日本人にとって狂気とは何か。古来、狂気はどのようにあらわれ、どのように受けとめられてきたか。『日本霊異記』『今昔物語』『百箇条調書』『遠野物語』等々、文学や説話、裁判例、民族学的資料等に見出される狂気を剔出。古代―中古・中世―近世―近代の各時代の狂気の現象や狂気観、狂気への社会的対応を解き明かし、それらを通時的に積み重ねることにより日本の狂気の特性を探った陰刻の日本精神史。

■目次

序章
第一章 古層における二極構造
 一 記述の世界とタブレビト
 二 『遠野物語』と日本常民の狂気
 三 道と遊狂者たち
 四 『日本霊異記』にみる古代の犯罪と狂気

第二章 中古・中世――憑依と信仰の時代
 一 はじめに
 二 王朝の狂気・信仰・文芸
 三 死の往生の現象学
 四 中古・中世の宗教病理
 五 『古今妖魅考』をめぐって

第三章 中古・中世――神秘家と夢幻の世界
 一 若き空海と求聞持法
 二 曼荼羅世界と空海
 三 梶尾明恵上人

第四章 中古・中世――犯罪と狂気
 一 『今昔物語』をめぐって
 二 『徒然草』と精神病理
 三 『病の草紙』をめぐって
 四 能・狂言と物狂の世界
 五 能における狂乱の構造

第五章 近世――「気ちがい」・乱心・畸人の時代
 一 はじめに――江戸の「犯科帳から」
 二 乱心と犯罪者の判例
 三 酒狂人と酩酊犯罪
 四 江戸の少年非行とその処遇
 五 江戸の少年放火魔から

第六章 近世――「近世畸人伝」の世界
 一 はじめに
 二 遁世者の群れ
 三 妙好人と白隠の神経症
 四 餓人・酒仙・義人

第七章 近世――江戸の随筆と狂気
 一 江戸市井における憑依と知恵遅れ
 二 影の病いと應声虫
 三 大麻中毒と『甲子夜話』

第八章 近世――江戸人の精神病理と病跡学
 一 上田秋成と『雨月物語』
 二 小林一茶と僻みの心理
 三 「非常の人」平賀源内

第九章 近世――江戸時代の精神医学
 一 漢方医学と狂気
 二 江戸時代の医学と狂気観
 三 『癲癇狂経験篇』と実証主義

第十章 近代――西欧文化との出会い
 一 狂気と・乱心から脳病・精神病へ
 二 呉秀三と三遊亭円朝
 三 養育院癲狂室と東京癲狂院
 四 松沢病院と芦原将軍
終章
おわりに

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:安田 智博
UP: 20140914 REV: 20140914
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