『入門社会学』
山根 常男・森岡 清美・本間 康平・竹内 郁郎・高橋 勇悦・天野 郁夫 編 19780315 有斐閣，231p.
■山根 常男，森岡 清美・本間 康平・竹内 郁郎・高橋 勇悦・天野 郁夫 編 19780315 『入門社会学』（テキストブック社会学 1），有斐閣，231p. ISBN-10: 4641083339 ISBN-13: 978-4641083332 \2205 [amazon]／[kinokuniya] ※
■内容
■目次
1 社会学はなぜ必要か
1-1 社会学は何を研究するか
社会学の性格
「内容」としての人間結合
コミュニティの学
「形式」としての人間結合
アソシエーションの学
1-2 どのように研究するか
価値判断排除の問題
人間中心の見方と社会中心の見方
均衡モデルと闘争モデル
命題・理論と検証
I 社会と人間
2 社会の概念
2-1 行為と社会・文化・人間
2-2 地位と役割
2-3 構造と機能
社会と集団の把握
社会構造と構造的把握
社会機能と帰納的把握
動的社会の把握
3 文化の概念
3-1 文化とは何か
文化概念の多義性
交点的獲得性、学習可能性、複合性
文化と社会
シンボルと価値の体系としての文化
3-2 シンボルと文化
象徴を操る動物
意味の織物
文化と象徴体系
コミュニケーション
3-3 価値と規範
価値とは何か
文化と価値
価値の文化的多様性
規範
規範の習得
日本人の規範意識?恥による同調
4 社会的人間
4-1 パーソナリティの構造
社会的人間
パーソナリティの概念
パーソナリティの特徴
欲求・価値・動機
アイデンティティ
4-2 社会化
人間の成長と社会化
幼児の社会化と家族
社会環境の拡大と個性化
職業的社会化
社会化論への視点
4-3 社会的性格
「社会的」性格の概念
社会的性格の形成
そのダイナミズム
歴史と人間主体
II 社会の構造
5 生活の構造
5-1 生活構造
変化の激しい現代社会
生活構造論の登場
生活構造の理論
5-2 生産と消費
5-3 資源
5-4 生活時間
5-5 生活空間
6 集団と社会
6-1 集団の概念と諸様相
集団とその連結携帯
人集団の問題
小集団と大集団
全体社会
6-2 集団の諸類型と特質
集団と組織
社会集団の分類
集団の成員・目的・活動
6-3 社会集団の現代的特質
集団の巨大化
集団の企業化と大衆化
集団の圧力団体化
7 組織と人間
7-1 組織過程の本質
組織の時代
組織の概念――基本要件
リーダーシップ――統制と合意
7-2 組織分析の視角
組織論の系譜
機械モデル――官僚制とその悪循環
適応システム・モデル――組織と人間のシステム
7-3 運動と変動の組織論
構造的・過程的緊張モデル
集合行動と組織過程
命題具体化への道――比較組織論
8 環境と人間
8-1 環境問題への視点
8-2 現代社会と環境
8-3 環境の現代的再生
住民運動と新しい環境観
環境の風景
高次主体の形成
8-4 環境の社会学的設計
9 国家と権力
9-1 国家と社会生活
9-2 権力と参加
9-3 国家と地方自治体
立法国家から行政国家への移行
中央政府と地方政府
地方自治と民主主義
III 社会と文化
10 生活文化
10-1 生活様式
10-2 生活意識
社会的空間の意識構造
社会的時間の意識構造
役割と行為様式の意識構造
10-3 信仰と価値
11 集団の文化
11-1 集団の文化とは
11-2 集団の文化の特徴
地域集団の文化の特徴
職業集団の文化の特徴
2つの下位文化――階級文化と青年文化
12 社会の文化
12-1 イデオロギーと世論
イデオロギーとはなにか
イデオロギーの争い
世論の対立
12-2 大衆の時代
大衆文化の登場
大衆文化の性格
大衆操作と大衆運動
12-3 国民性
IV 社会の変動
13 社会変動
13-1 社会変動と社会発展
社会変動＝構造変化
社会変動の原因
社会変動の方向――社会発展論
13-2 社会構造の分化と統合
13-3 近代化（産業化と都市化）
14 社会問題
14-1 逸脱行動とアノミー
14-2 社会解体と社会緊張
14-3 環境破壊と生活障害
生活障害の態様
都市化と生活環境の悪化
環境破壊と公害
15 社会計画
15-1 社会計画とはなにか
15-2 社会計画の策定過程の諸問題
計画の合理性とその限界
計画目標の設定における多元主義
計画主体の正当性の問題
15-3 社会計画と社会指標
社会指標作成の目的
社会計画ライフサイクル・モデル
16 社会学小史
16-1 成立と停滞
ヨーロッパ理論の吸収過程
日本の現実に対応した研究
16-2 1945年以後の日本社会学
アメリカ社会学の刺激と拡大の時期
社会構造の変化と研究?産業回復期まで
社会構造の変化と研究?高度経済成長以後
理論枠組の領域
16-3 国際的なひろがり
索引
■引用
■書評・紹介
■言及
＊作成：三野 宏治