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『タテ社会の力学』

中根 千枝 19780316 講談社,192p.


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■中根 千枝 19780316 『タテ社会の力学』,講談社,192p.  ISBN-10: 4061455001 390円 [amazon]



■出版社/著者からの内容紹介
 日本社会では法的規制はきわめて弱い。人々の行動を律するのは法ではなく、個人あるいは集団間にはたらく力学的規制なのである。無原則のまま外界の変化に柔軟に対応する日本社会は、《軟体動物的構造》をもっている。本来の意味での権力が存在せず、小集団におけるリーダーの力が弱いのも、この特殊な社会構造によるのである。本書は、タテ社会内部にはたらくダイナミズム・動的法則を、《全人格的参加》《無差別平等主義》《儀礼的序列》《とりまきの構造》など、興味深い事例を引きながらあざやかに分析し、現代人1人1人をとりまくネットワークを明示する。『タテ社会の人間関係』と対をなす必読の名著。



■目次

 第1部 個人と集団―小集団の特性(個体認識について 小集団所属 類別集団における個人と集団 ネットワークと個人 小集団における特色ある人間関係 小集団的思考と行動様式)
 第2部 集団と集団―隣接する諸集団のメカニズム(軟体動物的構造 権力でなく圧力 エスカレートする隣接集団間の動き 性能のよい連続体)
 付記1 理論と変化の過程―社会的諸現象の理解とその方法について
 付記2 タテ社会論からクラゲ論へ


■紹介・引用



■書評・言及





*作成:西嶋 一泰
UP:20120130 REV:200*****
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