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『ヒトラー政権と科学者たち』

Beyerchen, Alan D. 19800123 岩波書店,287 p.


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■Beyerchen, Alan D. 1977 Scientists under hitler――Politics and the physics Community in the third reich =19800123 常石 敬一訳 『ヒトラー政権と科学者たち』 岩波書店,287 p.  ASIN: B000J8APW6  【品切れ】 [amazon] ※ eg-naz.mw.

■内容

「ナチ支配下ではユダヤ人を中心に物理学者の4分の1が追放された。これは反ユダヤ主義の結果である。ナチスの科学に対する態度は冷淡、無関心であったが、残された科学者はそのことを見抜けず、政治的無力感に陥った。追放された科学者が政治的に自覚したのに対し、彼らは専門の殻に閉じこもってしまった。それではナチズムが科学、文化に与えた衝撃とは何だったのか。さらにドイツ科学を衰退に追いやったのは本当にナチズムだったのか。」
(カバー折り返しより)

■著者紹介

A.D.バイエルヘン
1945年米国ミシガン州マウント・クレメンスに生れる。カリフォルニア大学サンタ・バーバラ分校で、始め物理学を学び、ドイツ留学を経てドイツ史、ドイツ文学に興味をもつ。帰国後ドイツ史、科学史を専攻し、1973年にこの分野で学位を取る。1976‐78年にフロリダ大学歴史学助教授を勤め、1978年以来、オハイオ州立大学歴史学助教授。現在の研究テーマは戦後ドイツの科学再建と、ナチスドイツからの亡命者でノーベル賞を受賞したジェームス・フランクの生涯である。本書はドイツ語版、イタリア語版も刊行予定である。
(カバー折り返しより)

■目次


第一章 背景
第二章 ゲッチンゲン―― 一九三三年
第三章 追放政策の代償
第四章 政府と物理学の教授たち
第五章 アーリア的物理学者――フィリップ・レーナルト
第六章 アーリア的物理学者――ヨハネス・シュタルク
第七章 アーリア的物理学
第八章 アーリア的物理学の政治運動
第九章 戦時下
第十章 結論
訳者あとがき


■紹介・引用



*作成:石田智恵
UP:20080407
BOOK ◇身体・世界
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