『自己史的教育労働運動』(反教育シリーズ 17)
伊丹 幸弘 19760620 現代書館,269p.
last update:20110607
■伊丹 幸弘 19760620 『自己史的教育労働運動』(反教育シリーズ 17),現代書館,269p. ISBN-10:4768411169 ISBN-13:978-4768411162 \788 [amazon] ※ e02 w01
■内容
■目次
まえがき
第一章 教師にとって学校とは何か
1 ある勤評闘争=免罪の奢り
2 二十三日目の孤独
3 職能集団への帰属=辺境の荒廃
4 教師の条件=統制と烙印と
5 分会長=組合は職場に必要か
6 柔軟な、あまりに柔軟な=補習授業
7 抵抗の報酬=みせしめの任務
8 誰が学校に残りつづけさせるのか
9 実験室の苦悩
10 職人へのあこがれ
11 変革と緊張と
12 亀裂の谷間にあるもの
13 ある訣別=断章
第二章 変革の道程
1 組織化への試行
2 和と自我と
3 抵抗の論理=学テ拒否闘争
4 ストライキの組織=なぜ闘うのか
5 権力・それとの出会い=誰が加害者か
6 君が代の長い季節
7 組合への登場
第三章 教師にとって「組合」は何をもたらすか
1 スト否定への出会い
2 迎合と抵抗のはざま
3 現場の感覚を探りつつ
4 擬態・ポーズとしての良心派
5 宿命・専門職攻撃の登場
6 教員・そのエゴイズムの迫力
7 自己克服の総括
8 恐ろしき西多摩への予言
9 ある頂点・華やかなる闘争
10 緊迫の盛上り
11 信頼への嗚咽
12 大衆行動・その実態
13 実感からの遊離
14 奇妙なる親近感
15 ピエロ・華やかなるものの内実
16 亀裂の現象
第四章 幻想への挑戦
1 停滞への自己防衛
2 自らが作る分断・そのえげつなさ
3 スト否定・その出現への戸惑い
4 逃げ道=組織官僚のあがき
5 混迷なるままの対応を求めて
6 自分の殻にとじこもって
7 こだわり=組織論へのしがみつき
8 常識の破産
9 決断のあとに=大衆への媚び
10 発想の転換
11 幻想への挑戦
12 なにが、このわびしさを作ったか
13 もう一つの幻想
14 日教組の悲劇=その惨憺たる現状
15 日教組を見捨てることはできない
16 闘争宣言
17 一つの壁
18 踏み絵=主体へのきりこみ
19 途労…平穏なる終結
20 見えつつある主体の鼓動
21 手づくり・その組織論
22 七五年春闘・三度目の挑戦へ
23 共同作業・発想のもちこみ
24 単独ストへの出発
25 決断・そこにみる不信への嗚咽
26 空しき朝
27 それでも進む
28 執着しつづけるもの
第五章 12・10闘争(幻想への挑戦そのU)
1 暗いトンネルにあって
2 主任制の登場=新たなる緊迫
3 闘争論の錯覚
4 実態への悲観
5 下からの眼・その執念
6 妥協
7 創り出すものの熱気
8 ぼろぎれなる錦の御旗
9 孤独・ただそれだけにひたって
10 回れ右はできない
11 意志表示
12 西多摩は晴れるか
13 賭けに臨んで
14 運動の地平
15 12・10、西多摩の興奮
16 誇り高き人々
17 肉声としての日教組
18 ある陰影ものぞいて
19 一つの結節をみて
20 西多摩・それが求めつづけるもの
第六章 平穏への復帰
1 原型への復帰
2 感覚・それだけに頼って
3 人・そこへの興味に魅かれて
4 たてまえにすがりつく組織
5 つくりこむべき財産
6 組織運動・その陽と陰
7 ある深層をのぞきこんで=一つの師論
あとがき
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:樋口 也寸志