『安楽死―人間に“死ぬ権利”はあるか』
宮野 彬 19760426 日本経済新聞社,188p.
■宮野 彬 19760426 『安楽死―人間に“死ぬ権利”はあるか』,日本経済新聞社,188p. ISBN:B000JA05MY [amazon] b et be
■目次
序章 人間らしい死?
第1章 安楽死の歴史
安楽死の語源とその内容
文学にみえる安楽死
安楽死問題の発展
第2章 安楽死問題の現在
活発化する内外の動向
医学に進歩と安楽死
第3章 各国の安楽死裁判
消極的安楽死事件
重症心身障害者殺人事件
奇形児殺害事件
植物人間の生命短縮請求事件
第4章 「死ぬ権利」をめぐって
医療関係者の意見
宗教関係者の意見
法律関係者の意見
その他の意見
消極的安楽死と治療の限界
現代医療と「厳かな死」
第5章 安楽死法の可能性
立法化をめぐる対立
安楽死法は成立するか
おわりに――”死学”の確立をめざして
■表紙より引用
「生命尊重を第一主義とする近代医学の進歩は、一方で肉体的苦痛の”無為”な延命という皮肉な結果をもたらした。
不治の病いに苦悶する患者に対して、最期まで治療と延命を続けるべきか?
苦痛を断ち切り!人間らしい厳かな死”を認めるべきか?
医療、宗教、法律、文学など、各界をまき込む大論争に発展した安楽死問題を、具体的事件を冷静に見つめる。」