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『道元とサルトル―存在と無の哲学』

森本 和夫 19740100 講談社,237p.


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■森本 和夫 19740100 『道元とサルトル―存在と無の哲学』,講談社,237p.  ISBN-10: 4061157744 390円 [amazon]



■出版社/著者からの内容紹介

 (表紙より)
 道元ほど難解な思想家はいないといわれる。詩と論理が、渾然と織りなす、独特の文章は、峻険な山のように、容易に接近を許さない。しかしその思想は、神秘主義や非合理のヴェールに包まれることも欲しない。本書は、サルトルという反射鏡を対極において、道元の壮大な思想を照らし出そうとする、意欲的な比較思想の試みである。〈松も時なり竹も時なり〉といい、〈かわらや石ころ、それが心である〉といった、道元の言葉の深長な意味が、サルトルを透して新しく甦える。七世紀におよぶ時のへだたりを超えて、二つの思想のせめぎ合いが生み出すものは、豊饒である。

■目次

 序章
 第一章 我慢を除くべし――自我の超越
 第二章 偏界かつて蔵さず――現象と本質
 第三章 牆壁瓦礫これ心なり――意識と世界
 第四章 有にあらず無にあらず――存在と無
 第五章 時は飛去するものならず――時間と実存
 第六章 語句は念慮を透脱す――言語と思想
 第七章 衆生の得道に回向するなり――知識人と民衆
 参考文献
 あとがき

■紹介・引用


■書評・言及




*作成:西嶋 一泰
UP:20120130 REV:200*****
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