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『情緒障害児の教育 下』
全国情緒障害教育研究会 編 19710825 日本文化科学社,213p.
last update:20110520
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■全国情緒障害教育研究会 編 19710825 『情緒障害児の教育 下』,日本文化科学社,213p. ASIN: B000J9L4XE \1260
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※ e19 m sa
■内容
・本書「序」より
「[…]私たちは、情緒障害という言葉の持つ意味や内容範囲などを吟味する前に、情緒に問題を持つ子どもたちを対象として、いかに教育したらよいかを究明することによって、こうした子どもたちに、より多く教育の場を与えたいと考えた。そして、それがまた情緒障害の解明に役立つと同時に情緒障害教育の進展に寄与できることを願った。[…]
情緒障害教育が教育現場で盛んになるにつれて、研究を欲する先生方から、[東京]都・全情研[=全国情緒障害教育研究会]に参考資料の提供を希望する向きが多くなった。集積された貴重な資料を体系的に編集して出版し、研究を希望される方々に供覧することは非常に意義のあることであろう。[…]
なお、本書は、上巻・下巻の二分冊から成っている。上巻では、情緒障害児教育のあり方、および自閉症、精神病・神経症の領域を取り上げ、下巻では、プレイ・セラピー上の問題、および緘黙症、登校拒否の領域を取り上げている。ぜひご併読をお願いしたい。」([全国情緒障害教育研究会1971:A])
■目次
序 (跡部 欣二)
T 情緒障害児の心理療法
1 情緒障害児とは
1 ことばの定義
2 児童福祉法の改定
2 心理療法の概念
3 サイコ・セラピーの技法
1 理論的な違いによる技法のいろいろ
2 技法のもつ長所・短所
4 子どもの治療法
1 大人の場合と子どもの場合でのセラピーの違い
2 治療と教育のことばの違い
5 プレイ・セラピー――そのプロセス
1 来談者の問題意識
2 来談者の意識
3 プレイ場面での約束
4 攻撃的な行為・行動の制限
5 物のやり取り
6 ごまかしを許さない
7 危険なこと、衛生上困ること
6 制限の積極的な意味
7 教育の場面における治療の具体例
U 緘黙症
1 原因と治療
1 はじめに
1 緘黙の意味
2 緘黙症と言語障害
2 心因性緘黙
1 心因制発声障害
2 選択性緘黙
3 緘黙児の実態
1 出現率
2 緘黙を生ずる場面
3 緘黙児の状態
4 ことばの機能
4 発現の心理機制
1 子ども側の要因
2 環境側の要因
3 社会文化的要因
4 学校側の要因
5 身体的な要因
5 緘黙児の治療教育
1 治療と教育
2 心理療法
3 遊戯治療のケース
4 重症児の治療
5 学校での治療(脱感作療法)
6 治療教育実際例
7 オペラント学習
2 指導の実際
1 学校では全く口をきかないA君
2 口をきかない孤立児に対する集団遊戯療法と追跡指導
3 緘黙症をめぐる諸問題
1 緘黙児の見方と指導の方法
2 治療の場としての学級での取り扱い
V 登校拒否
1 原因と治療
1 登校拒否児の特徴
1 登校拒否児とは
2 慢性型の登校拒否児の特徴
3 急性型の登校拒否児の特徴
2 登校拒否児の予知
1 急性型の予知と慢性型の予後
2 予知と隔離療法
3 将来への志向の受けとめ方
4 医師の診断との違い
3 登校拒否を起こす理由
1 教育的な見方の必要性
2 登校拒否と神経症
3 過去の生活史
4 登校拒否と非行との関係
4 登校拒否児の治療法
1 両親に対するカウンセリングの重要性
2 両親が子どもの観察を進める方法
3 状態像の経過に応じた治療
4 子ども自らの決定による登校
5 登校拒否児の問題のとらえ方
1 自我の成長への着眼
2 自我を育てるための課題
2 指導の実際
1 学校ぎらいのK子
2 神経症の胃痛を起こし学校を休むH
3 登校拒否をめぐる諸問題
1 担任との関係の悪化による登校拒否
2 学級集団の機能
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:
岩田 京子
UP: 20110428 REV: 20110520
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障害者と教育
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不登校/ひきこもり
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精神障害/精神医療
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