『裸の人 2(神話論理IV-2)』
Levi-Strauss,Claude 1971 Mythologiques **** L'Homme Nu, Plon.
=20100301 吉田 禎吾・渡辺 公三・福田 素子・鈴木 裕之・真島 一郎 訳『裸の人 2(神話論理IV-2)』みすず書房,568p
■Levi-Strauss,Claude[クロード・レヴィ=ストロース] 1971 Mythologiques **** L'Homme Nu, Plon.
=20100301 吉田 禎吾・渡辺 公三・福田 素子・鈴木 裕之・真島 一郎 訳『裸の人 2(神話論理IV-2)』みすず書房,568p ISBN-10: 4622081555 ISBN-13: 978-4622081555 ¥8,925 [amazon]/[kinokuniya]
■内容
(出版社による紹介)
天界と地上のコミュニケーションの決定的断絶を代償に、人類は自然から文化へと移行した。鳥の巣あさりを追って、南北アメリカ800余の神話を踏査し、たどり着いたのは北アメリカ北西海岸の狭隘な一帯、そこは先史時代以来アジアからの移住民が南北両大陸へ拡散していった中心地であり、極端なまでに多様な言語を話す小規模な集団が入り組み居住する地域である。ここに見いだされるのは探究の初発から俎上にのぼってきた主要テーマのすべてを、みずからのうちに凝縮させた縮約モデルであった。
〈われわれと名のることにより本書の主体は,匿名的思考にさしだされた実体なき場所たらんとしている。そのとき匿名的思考はこの場にみなぎり、自己自身に距離をおき、みずからの真の構えをとりもどしてそれを実現し、みずからの無二の本性に内在する制約にしたがって自己編成をとげていくだろう。〉(「終曲」、本書783ページ)
こうして最終章「終曲」で使命を解かれ、一人称で語る権利をとりもどした著者は、ふたたび「わたし」を用いて語りだす。生きることと考えることの不可避の拘束のあいだで、神話により世界を分節して思考し、やがてはすべてが無に帰すことを知りつつ精神的努力を続ける人間の条件について。
レヴィ=ストロース100歳の生涯の探究に『神話論理』はどう位置づけられるのか。『神話論理』四部作は、レヴィ=ストロースという稀有な知性の、人が真新しい世界に直面したときの謎を解こうとしたブリコラージュの作業の現場報告ではなかったか。全巻を解説する「訳者あとがき」を付す。
■目次
凡例
記号表
第5部 苦い知
I 天界の訪問
II ふたりの盲人
III コスモポリタニズムと外婚制
第6部 源流にさかのぼって
I 火と雨
II 結合
第7部 神話の黎明
I 二項操作子
II ただひとつの神話
終曲
訳者あとがき
文献
『神話論理』I‐IV全巻神話索引(M1‐M813)
『神話論理』IV総合索引
■引用
*作成:小林勇人