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『性の弁証法――女性解放革命の場合』

Firestone, Shulamith 1970 THE DIALECTIC OF SEX: The Case for Feminist Revolution ,William Morrow & Company, Inc.,New York.,216p.
=1972 林 弘子,評論社,305p.

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last update:20160929

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■Firestone, Shulamith 1970 THE DIALECTIC OF SEX: The Case for Feminist Revolution,William Morrow & Company, Inc.,New York,216p. =1972 林 弘子 『性の弁証法――女性解放革命の場合』,評論社,216p ISBN-10: 4566052044 ISBN-13: 978-4566052048 1500+ [amazon][kinokuniya]欠品 ※ f03

■内容

 男性と女性の間に本質的な生物学的不平等があるのだろうか?ファイアストーンは、はっきりあると断言している。
 ファイアストーンは、性の区分そのものが自然界におけるもっとも深い差別であり、そのほかの社会的・文化的な
差別の土台となっていると考えている。性の弁証法――歴史を通じての男性と女性の力の相関関係――がカーストの
みならずあらゆる階級の発展の基礎となり、さらには文化史の流れを決定しているとファイアストーンは考えている。
 しかしながら、彼女は、性的な不平等は《自然》なことだが、それは常に女性と子供を抑圧してきたと主張する。
つまり、《自然》であることは必ずしも《人間的》ではないというのが彼女の思想の出発点となっている。さらにテ
クノロジーが進歩するにつれて男性と女性の間の差異は、だんだん重要でなくなるだろう。実際、男・女差を文化的
に強化してゆくことは結局は、人類の自殺行為となるであろうと著者は警告している。
 だがそれにもかかわらず、性階級制度は、今もなお以前にもまして文化的に維持されている。

〔本書:表紙おり返し部より〕

■目次

1 性の弁証法
2 アメリカの女性解放運動
3 フロイド主義――誤った女性解放論
4 打倒子供時代
5 人種差別――家族における性差別
6 愛
7 ロマンスの文化
8 (男性の)文化
9 文化史における性の弁証法
10 生態学時代の女性解放運動
結論――最終的な革命

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:岩ア 弘泰
UP:20160929 REV:
フェミニズム (feminism)/家族/性・・・ 身体×世界:関連書籍  ◇BOOK
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