『脳を守ろう』
白木 博次・佐野 圭司・椿 忠雄 19680420 岩波書店,224p.
last update: 20100527
■白木 博次・佐野 圭司・椿 忠雄 19680420 『脳を守ろう』,岩波書店,224p. ASIN: B000JA53IU \451 [amazon] ※
■内容
脳細胞は一度冒されると再生の望みがなく、廃人にさえなる。
しかも今日ほど脳が冒される要因の潜在している時代はない。
では、いかにしてその不幸を防ぎ、これに対処することが可能か。
本書は、さまざまな脳障害の実態を明示し、その対策には社会にも果すべき大きな役割があることを強調して、この問題に対する正しい認識を強く訴える。
■目次
多い脳の血管性障害
1 脳卒中と日本人
2 その原因を考える
3 どんな症候か
4 予防と治療
老年性の脳神経障害など
頭部外傷について
1 頭部外傷はなぜ大問題なのか
2 頭部外傷でなぜ死ぬのか
3 頭部外傷救急治療の3つのキーポイント
4 頭部外傷後遺症とはなにか
5 むちうち損傷とはなにか
6 頭を打ったときの注意
脳腫瘍の場合
1 脳腫瘍とはなにか
2 脳腫瘍と脳神経外科
3 脳腫瘍の種類、性別・年齢別分布
4 脳腫瘍をどうして診断するか
5 脳腫瘍の治療と予後
中毒による脳損傷
1 一酸化炭素 (CO) 中毒とはなにか
2 有機水銀中毒の水俣病
3 有機水銀中毒はほかにも例がある
脳炎におかされる脳
1 日本脳炎に感染すると
2 日本脳炎のあとが心配である
3 どう対処するか
4 狂犬病ワクチン接種後脳炎(狂犬病ワクチン禍)の場合
5 ワクチン禍はなぜおこるか
精神衰弱と脳性マヒ(心身障害)
1 精神衰弱とはなにか
2 脳性マヒと心身障害のこと
3 さまざまな原因とあらわれかた
4 まとめ
結び――脳を守るには
あとがき
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:竹川 慎吾