■梶井 基次郎 19671210 『檸檬』,新潮社(新潮文庫),350p. ISBN-10:4101096015 ISBN-13:978-4101096018 430+税
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■内容
31歳という若さで夭折した著者の残した作品は、昭和文学史上の奇蹟として、声価いよいよ高い。その異常な美しさに魅惑され、
買い求めた一顆のレモンを洋書店の書棚に残して立ち去る『檸檬』、人間の苦悩を見つめて凄絶な『冬の日』、
生きものの不思議を象徴化する『愛撫』ほか『城のある町にて』『闇の絵巻』など、特異な感覚と内面凝視で青春の不安、焦燥を浄化する作品20編を収録。
■目次
檸檬
城のある町にて
泥棒
路上
橡の花
過古
雪後
ある心の風景
Kの昇天
冬の日
桜の樹の下には
器楽的幻覚
筧の話
冬の蝿
ある崖上の感情
愛撫
闇の絵巻
交尾
のんきな患者
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:奥坊 由起子 *増補:
北村 健太郎