『言葉と物――人文科学の考古学』

■内容

出版社/著者からの内容紹介

今世紀における思想の危機、人間の危機とはいったい何を意味するのか？ 文化人類学、言語学、精神分析学等の試みの基盤を精密な論証によって明示する革命的大著。

■目次

凡例
序
第1部
第1章 侍女たち
一
二
第2章 世界という散文
一 四種の相似
二 外徴
三 世界の限界
四 物で書かれたもの
五 言語の存在
第3章 表象すること
一 ドン・キホーテ
二 秩序
三 記号の表象記号
四 二重化された表象
五 類似性の想像力
六 ｢マテシス｣と｢タクシノミア｣
第4章 語ること
一 批評と註釈
二 一般文法
三 動詞の理論
四 分節化
五 指示作用
六 転移
七 言語の四辺形
第5章 分類すること
一 歴史家はどう言うか
二 博物学
三 構造
四 特徴
五 連続体と天変地異
六 畸型と化石
七 自然の言説
第6章 交換すること
一 富の分析
二 貨幣と価格
三 重商主義
四 担保と価格
五 価格の形成
六 有用性
七 全内的な表
八 欲望と表象
第2部
第7章 表象の限界
一 歴史の時代
二 労働という尺度
三 生物の組織
四 語の屈折
五 観念学と批判哲学
六 客体の側における統合
第8章 労働、生命、言語
一 新たなる経験的諸領域
二 リカード
三 キュビィエ
四 ポッブ
五 客体となった言語
第9章 人間とその分身
一 言語の回帰
二 王の場所
三 有限性の分析論
四 経験的なものと先駆的なもの
五 コギトと思考されぬもの
六 期限の後退と回帰
七 言説と人間の存在
八 人間学的眠り
第10章 人文諸科学
一 知の三面角
二 人文諸科学の形態
三 三つのモデル
四 歴史
五 精神分析、文化人類学
六
あとがき
索引

■引用

■書評・紹介

■言及