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『精神科看護の研究』


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江副 勉・小林 八郎・西尾 忠介・蜂矢 英彦 編 19650925 『精神科看護の研究』,医学書院,395p. ASIN: B000JACK86 2300 [amazon] ※ m. r02. m01h1956.

ISBN-10: 4260346148 ISBN-13: 978-4260346146 [amazon] ※ m.
NCID BN00777115 全国書誌番号65009888

■目次

I. 精神科看護の歴史・現状・将来 江副勉・蜂矢英彦 / p1
A. 歴史 / p1
B. 現状 / p10
C. これからの精神科看護 / p15
II. 精神科看護業務の組織 浦野シマ / p25
A. 病棟管理 / p25
B. 業務体制 羽生りつ / p65
C. 業務計画および分担 / p71
D. 看護計画 / p81
E. 事故および災害 高村よし / p85
III. 精神科看護法 西尾忠介 / p103
A. 精神科看護の基礎 / p103
B. 状態像とそれに対応する看護 / p118
C. 合併症のある患者の看護 / p149
D. 診察および検査について / p157
E. 精神科殊療法の際の看護 / p161
IV. 生活療法 小林八郎 / p174
A. 総説 / p174
B. 生活指導 羽生りつ・西尾忠介 / p179
C. レクリエーション療法 岡庭武 / p190-203
D. 音楽療法 久間利昭 / p203
E. 絵画療法 小林八郎 / p208
F. 演劇療法 岡庭武 / p233-237
G. 図書療法 小林清男 / p238
H. 作業療法 / p242
I. 社会療法 小林八郎 / p255
J. 生活療法の効果測定 久間利昭・清野昌一 / p277
V. 社会復帰 加藤伸勝 / p289
A. 精神障害者のリハビリテーション / p290
B. リハビリテーションの進め方 / p291
C. リハビリテーションを進める組織 / p292
D. リハビリテーションの方法 / p294
E. 疾患別のリハビリテーション / p306
F. リハビリテーションを阻害する因子 / p309
VI. 精神科領域の精神衛生 吉岡真二 / p314
A. 精神病院における人間関係 / p314
B. 患者の情緒的欲求とその看護 小林八郎 / p346
C. カウンセリング / p357
VII. 臨床実習指導要領 浦野シマ / p368
A. 受け入れ態勢について / p368
B. 臨床実習スケジュール / p370
付録 関係法規 見浦康文 / p375

■引用

 W 生活療法
 A.総説

 「生活指導・レクリエーション療法・作業療法は、それぞれ異なる治療状況を持つもので[…]その領域とねらいは違う。ところが日本でもアメリカなどと同じように、アメリカなどと同じように、上記三者のほかに心理劇その他までを含めて作業療法(Occupational Therapy)とするものがある。従来、日本では作業療法の概念は非常に狭いものなので、この狭義の作業療法と広義の作業療法とはまぎらわしい。とりわけ作業療法ということばは名が実を表していない。治療が行なわれているままの、具体的な現実の姿を表現する、包括的な名が必要であれば、われわれは生活療法ということばを選びたい。」(小林・小林[1965]、小林[1965:175]・鎌倉矩子[2001:48]に小林[1965]として引用。[…]は小林[1965]では「……」、鎌倉矩子[2001:48]は原文と多少異なりがある。)
)。
 「われわれがレクリエーション療法の重要性に気付いたのは1952年(S27)年頃からである。それより先、昭和25年に、精神外科手術を終えた患者に、その後療法として行った生活指導が功を奏したことを認め、手術をしていない荒廃患者にも生活指導をはじめた。昭和26年には専門の生活指導病棟ができた。生活指導が行き届いていることはレクリエーション療法の最もよい下地である」(小林八郎[1961],小林[1965:175]・鎌倉矩子[2001:48]に引用)

◆小林 八郎 19650925 「総説」,江副他編[1965:174-179]


UP:20110731 REV:20110801, 0908
小林 八郎  ◇リハビリテーション  ◇生活療法  ◇精神障害/精神医療  ◇身体×世界:関連書籍  ◇BOOK

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