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『自我と防衛』

Freud, Anna 1936 Das Lch und Abwehrmechanismen,Internationaler Phychoanalytischer Verlag
=19850610 外林 大作,誠信書房,236p.

last update:20120110

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■Freud, Anna 1936 Das Lch und Abwehrmechanismen,Internationaler Phychoanalytischer Verlag =19850610 外林 大作 『自我と防衛』,誠信書房,第二版,236p. ISBN-10:4414404045 ISBN-13:978-4414404043 \2100 [amazon][kinokuniya] ※ m mp
←1958 誠信書房,262p. ASIN: B000JAUI26 [amazon]

■内容

内容紹介
精神分析概念と心理学との用語の関係を解説しながら、それぞれの不安状況に応じてどんな防衛機構が生じてくるか、ということを多くの例をあげて解説。自我の無意識的な活動について明確にあとづけながら防衛機構を正確に論述した。

■目次

はしがき

第一編 防衛機構の理論
 一章 自我の位置と役割
  精神分析とはなにか、深層心理学と自我心理学
  エス、自我、超自我はどうして知られるか
  監視者としての自我
  研究材料としてのエスの侵略と自我の侵略
 二章 エス、自我、超自我は分析的にいかに研究されるか
  精神分析以前の催眠法
  自由連想法
  夢の解釈
  象徴の解釈
  過失、失言、ど忘れ
  移転的関係
   (a)感情転移
   (b)防衛の転移
   (c)行為にうつされた転移的関係
  自我分析とエス分析の関係
  分析的技術の一面性と困難さ
 三章 分析の対象としての自我の防衛活動
  分析中の自我の動き
  抵抗としてあらわれる衝動防衛
  情緒に対する防衛
  永続的な防衛現象
  症状形成
  分析における衝動防衛と情緒防衛との関係
 四章 防衛機構
  精神分析理論における防衛機構
  各種の防衛機構の意義を個々の事例で比較すること
  年代的分類の試み
 五章 不安や危険にもとづく防衛過程の概観
  衝動に対する防衛 (イ)大人の神経症における超自我の不安
  衝動に対する防衛 (ロ)幼児神経症の現実的不安
  衝動に対する防衛 (ハ)衝動の強さにもとづく不安
  衝動に対する防衛 (ニ)追補
  情緒に対する防衛
  分析の実際においてはどうなるか
  精神分析治療の実際における観点

第二編 現実の不快や現実の危険をさける例――幼児期の防衛
 六章 空想における現実否認
  ハンスの動物恐怖症
  ライオンの空想
  曲馬団の動物空想
  狩人と動物の童話
  児童文学と動物空間
  現実否認の発達的差異
 七章 言葉や行為における現実否認
  日常生活における現実否認
  子どもの現実否認に対する大人の態度
  現実否認の強迫的性格
  強迫神経症との差異
  現実否認の限界
 八章 自我機能の制限
  第三群の児童――比較されることによっておきる自我機能の制限
  自我機能を制限する反面において能力を発揮する児童
  教育についての忠告

第三編 防衛の二つの類型
 九章 攻撃者との同一視
  不安をおこすものを身体的表現で模倣すること
  攻撃そのものとの同一視
  攻撃者との同一視
  超自我発達の前段階(一)
  同一視と投映の機構
  超自我発達の前段階(二)
 十章 愛他主義
  投映
  愛他的譲渡――投映と同一視
  譲渡に適した資格
  愛他主義と死の不安

第四編 衝動の強さにもとづく不安の防衛――思春期を例として
 十一章 思春期における自我とエス
  青年の矛盾した性格
  幼児初期、思春期、更年期
  幼児初期の自我
  潜在期の自我
  思春前期のエスと自我
  思春期のエスと防衛
 十二章 思春期における衝動の不安
  思春期の禁欲
  思春期における知性化
  思春期における対人関係と同一視

結語

訳者解説
人名索引

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:樋口 也寸志
UP:20120110 REV:
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