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『ドイツ・ロマン主義における芸術批評の概念』
Benjamin, Walter 1920
Der Begriff der Kunstkritik in der Deutschen Romantik
=20011010 浅井 健二郎 訳,筑摩書房,ちくま学芸文庫,479p.
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last update:20160201
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Benjamin, Walter
1920
Der Begriff der Kunstkritik in der Deutschen Romantik
=20011010 浅井 健二郎 訳 『ドイツ・ロマン主義における芸術批評の概念』,筑摩書房,ちくま学芸文庫,479p. ISBN-10:4480086293 ISBN-13:978-4480086297 欠品
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■内容
カント、後期ヘルダーリン、晩年期ゲーテという状況配置の中心に初期ロマン主義をとらえ、フリードリヒ・シュレーゲルとノヴァーリスの神秘的術語群からなる「ポエジー」言語の森に、ドイツ・ロマン主義の「芸術批評」概念がはらむ形而上学的思考の地図を描き出す。「主観‐客観」構造を排した「絶対的形式」は可能か?言語はいかにして「同一性」を実現あるいは回復しうるのか?―従来のロマン主義理解を根底から覆す『ドイツ・ロマン主義における芸術批評の概念』に、ヘルダーリン論、カント批判論ほかを加えて、初期ベンヤミンの思想世界を呈示するとともに、シュレーゲル「ゲーテの『マイスター』について」をも併録した、文庫版新訳。
■目次
ドイツ・ロマン主義における芸術批評の概念
序論
1 問題設定上の諸限定
2 原資料
第1部 反省
1 フィヒテにおける反省と定立
直接的認識/定立作用の限定/反省の限定
2 初期ロマン主義者たちにおける反省の意味
反省の3つの段階/知的直感/反省媒質/芸術
3 体系と概念
絶対的体系/神秘的述語/機知/批評という名辞
4 初期ロマン主義の自然認識の理論
自己認識/対象認識の根本命題
第2部 芸術批評
1 初期ロマン主義の芸術認識の理論
反省媒質としての芸術/批評/作品の自律性
2 芸術作品
芸術作品の形式/内在的批評/素材に関わるイロニーと形式に関わるイロニー
3 芸術という理念
諸形式の統一と諸作品の統一/累進的普遍ポエジー/超越論的ポエジー/ロマーン/プローザ/冷徹さ/批評
初期ロマン主義の芸術理論とゲーテ
理念と理想/ムーサ的なもの/絶対的作品/古典古代/様式/批評
〈付〉参考資料1 ベンヤミンの関連論考
フリードリヒ・ヘルダーリンの2つの詩作品
同一性の問題についての諸テーゼ
知覚について
来たるべき哲学のプログラムについて
〈ある事象を科学的に記述するには、その前提として、この事象の説明を必要とする〉ということの証明の試み
〈付〉参考資料2 Fr・シュレーゲルのゲーテ批評
フリードリヒ・シュレーゲル「ゲーテの『(ヴィルヘルム・)マイスター(の修業時代)』について」
解説
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:奥坊 由起子
UP:20160201 REV:(更新した日付全て)
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