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『物質と記憶』

Bergson, Henri 1896 Mantiere et memorie,Ancienne Librairie Germer Bailliere et Cie,279p.
=20070210 合田 正人・松本 力 訳,筑摩書房, ちくま学芸文庫,430p.

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last update:20160315

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■Bergson, Henri 1896 Mantiere et memorie,Ancienne Librairie Germer Bailliere et Cie,279p. =20070210 合田 正人・松本 力 訳 『物質と記憶』,筑摩書房, ちくま学芸文庫,430p. ISBN-10:4480090290 ISBN-13:978-4480090294 1300+ [amazon][kinokuniya]

■内容

「純粋知覚から記憶へと移行することで、われわれは決定的な仕方で物質を離れ、精神へと向かう」―本書において著者は、観念論・実在論をともに極論としてしりぞけ、事物でもなく表象でもない、中間的なものとして「イマージュ」という概念を提唱する。そして、精神と物質との交差点として、記憶・想起の検証へと向かう。デカルト以来の近代哲学最大のテーマ「心身問題」に、失語症研究など当時最先端の科学的知見を動員しながら、緻密な論証で新しい“二元論”を展開する。今日、心脳問題への関心の中で、その重要性がいっそう、高まる主著。

■目次

第1章 表象に向けてのイマージュの選択について――身体の役割
    現実的作用と可能的作用/表象/実在論と観念論/イマージュの選択/表象の行動に対する関係/イマージュと実在/イマージュと感情的感覚/感情的感覚の本性/感情的感覚から切り離されたイマージュ/イマージュ本来の伸張性/純粋知覚/物質の問題への移行/記憶の問題への移行/物質と記憶

第2章 イマージュの再認について――記憶と脳
    記憶の二つの形式/運動と想起/想起と運動/想起の現実化

第3章 イマージュの残存について――記憶と精神
    純粋想起/現在は何に存するか/無意識について/過去と現在の関係/一般観念と記憶/諸観念の連合/夢の平面と行動の平面/意識の多様な平面/生への注意/心的均衡/身体の用途

第4章 イマージュの境界画定と固定について――知覚と物質、魂と身体
    二元論の問題/従うべき方法/知覚と物質/持続と緊張/延長と伸張性/魂と身体

要約と結論

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:奥坊 由起子
UP:20160315 REV:(更新した日付全て)
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