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生存のナラティヴと質的研究会(若手研究者研究力強化型プロジェクト)
当事者―非当事者間の対話に基づく実存の構築――協働のためのナラティヴ

於:立命館大学衣笠キャンパス 学而館2階第2研究室

Last update: 20131117

■生存のナラティヴと質的研究会(若手研究者研究力強化型プロジェクト)
当事者―非当事者間の対話に基づく実存の構築――協働のためのナラティヴ

日時:11月30日(土) 14時-17時

どなたでも自由に参加できます。申し込み不要です。
場所:立命館大学衣笠キャンパス 学而館2階第2研究室
アクセス:http://www.ritsumei.jp/accessmap/accessmap_kinugasa_j.html

■主催: 立命館大学生存学研究センター 若手研究者研究協力型プロジェクト 生存のナラティヴと質的研究会
共催: ナラティヴと質的研究会[外部リンク]

■企画:当事者―非当事者間の対話に基づく実存の構築――協働のためのナラティヴ
企画者:福田茉莉・青木秀光(立命館大学)

■企画内容:

【研究報告@】
「カネミ油症事件提訴長期化要因の心理学的分析」
立命館グローバルイノベーション研究機構 木戸彩恵

報告内容:
本発表では,本年3月21日に福岡地裁小倉支部で「不法行為の時」から20年という除斥期間が経過しているとの判断のもとに原告請求棄却の判決が下されたカネミ油症訴訟(食品公害事件)をとりあげ,提訴の遅延,決断の背景事情・要素を心理学的手法を用いて視覚化した分析について紹介する。
その際,油症認定の前後において,当事者の疾病への意味付けが,病いと疾患(クラインマン,1996/1988)という二つの軸で変容していくこと,他者から見れば単なる提訴の遅れとされる現象が当事者の視点から捉えれば異なる体験となる可能性について調書の分析結果をもとに解説する。
ここから,患者側からの提訴と実務家による認定という協働のなかで,当事者を支える為にどのような配慮や理解が必要であるかを検討し,報告する。

【研究報告A】
「患者報告型アウトカムにおける研究者―患者間のインタラクティヴ」
立命館大学衣笠総合研究機構 福田茉莉

報告内容:
昨今,難病ケアあるいは緩和ケアにおいて患者視点の導入が注目されており,この動向はQOL研究にも影響を与えている。
本報告では,患者報告型アウトカムのひとつであるSEIQOLを紹介し,難病患者のindividual QOLを明らかにするとともに,評価プロセスにおける医療者(研究者)―患者の会話のやりとりを分析し,どのように当事者―非当事間で患者のQOLが構成されるのかを検討する。

【総論・コメント】



UP: 20131117 REV:

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