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障害学国際セミナー 2013
2013/11/22 金 於:立命館大学衣笠キャンパス 創思館カンファレンスルーム
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last update:20140517
「障害学国際セミナー」は、2009年度より開始された生存学研究センターと韓国の障害学研究会との連携関係を基礎とし、2010年度は韓国ソウル特別市、2011年度は立命館大学、2012年度は再び韓国・ソウル特別市を会場として、両国の障害学関連の研究者・当事者の参加を中心として継続されてきた国際研究交流です。今回は、「差別禁止――どこまで/どのように可能か/妥当か?」をテーマに、立命館大学を会場として、「障害学国際セミナー2013」が開催されることとなりました。ポスター報告あり。
*情報保障について
◆スケジュール
21日:研究懇親会
■22日:セミナープログラム
◇時間 10:00〜18:00
発表言語:日本語・韓国語
(ただし、韓国語での発表にのみ、日本語への逐次通訳対応あり)
通訳:崔栄繁(DPI日本会議)
安孝淑
、
李旭
郭貞蘭
、
林徳栄
(立命館大学大学院先端総合学術研究科一貫制博士課程)
【午前】10:00〜12:00 (司会:
小門 穂
)
10:00〜10:10 開会にあたって (
長瀬 修
)
10:10〜10:40
□
立岩真也
「障害者差別禁止の限界と可能性」
10:40〜11:10
□ イ・ホソン イ・チャンウ
「国家人権委員会、事例を通じた障害差別禁止法の実効性分析」
・・・・・・・・・・・・・・休憩(10分)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
11:20〜12:00 発表者相互コメント
【昼】12:45〜13:40 ポスターセッション
【午後】14:00〜18:00 (司会:
川端 美季
)
14:00〜15:00 報告
□ ソ・インファン
「障害者差別禁止法と国連障害者権利条約の比較考察」
□ イ・クァンウォン
「国連障害者権利条約の制定と韓国政府の批准および
履行過程での韓国DPOの対応とその教訓」
・・・・・・・・・・・・・・休憩(10分)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
15:10〜16:10 報告
□
松波 めぐみ
「障害者差別を解消していくために――人権教育の視点、および条例づくり運動の経験から」
□
堀田 義太郎
「障害者差別と禁止の射程――差別の二側面に関する試論」
・・・・・・・・・・・・・・休憩(20分)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
16:30〜18:00 全体ディスカッション:全報告者 (司会:
吉田 幸恵
)
■ ポスター発表一覧
◇
長谷川唯
(はせがわ・ゆい)・
桐原 尚之
(きりはら・なおゆき)
「法律で差別はなくなるのか」
[日本語・PDF]
[韓国語・PDF]
◇
郭貞蘭
(クァク・ジョンナン)
「日本におけるろう児の言語権」
[日本語・PDF]
[韓国語・PDF]
◇
長谷川唯
(はせがわ・ゆい)・
安孝淑
(アン・ヒョスク)
「TLS(Totally Locked-in State)と主体性」
[日本語・PDF]
[韓国語・PDF]
◇
川端 美季
(かわばた・みき)
「近代日本の公共施設における病者をめぐる法的処遇」
[日本語・PDF]
[韓国語・PDF]
◇
林徳栄
(イム・ドクヨン)
「貧困者の健康に生きる権利・健康に生きる義務」
[日本語・PDF]
[韓国語・PDF]
◇
安孝淑
(アン・ヒョスク)
「韓国ALSの人を巡った福祉サービス制度の問題」
[日本語・PDF]
[韓国語・PDF]
◇
権藤眞由美
(ごんどう・まゆみ)
「障害女性の困難――ヴェトナムハノイにおけるインタビュー調査から」
[日本語・PDF]
[韓国語・PDF]
◇
由井秀樹
(ゆい・ひでき)
「非配偶者間人工授精の優生学的適応:1940年代終盤からから1950年代の日本の展開」
[日本語・PDF]
[韓国語・PDF]
◇
中村雅也
(なかむら・まさや)
「視覚障害教師たちの職務遂行を支えるサポート体制」
[日本語・PDF]
[韓国語・PDF]
◇
渋谷光美
(しぶや・てるみ)
「ベトナムにおけるケアに関する考察――慈善施設及び家族ケアの実態調査から」
[日本語・PDF]
[韓国語・PDF]
◇
堀智久
(ほり・ともひさ)
「新型出生前検査をめぐる日本ダウン症協会の取り組み」
[日本語・PDF]
[韓国語・PDF]
■情報保障について
参加を希望される方で、情報提供の補助を必要とされる方は、11月15日(金)までに生存学研究センター事務局までご連絡ください。
1.お名前
2.ご連絡先(E-mail ないし 電話番号)
3.必要となる情報保障 : 報告原稿テキストデータ、手話通訳
なお、E-mailでご連絡いただく場合は、件名に「11月22日障害学セミナー情報保障」とご記入ください。宜しくお願いします。
◆障害学国際セミナー2013 開催報告
(文責:
小門 穂
)
障害学国際セミナーとは、2009年度に開始され、生存学研究センターと韓国のDPI(障害者インターナショナル)の組織である障害学研究会が、立命館大学と韓国ソウル特別市にて交互に実施している国際研究交流です。
2013年は「差別禁止――どこまで/どのように可能か/妥当か?」をテーマとして、韓国から14名をお迎えし、韓国と日本の障害学関連の研究者・当事者による報告とディスカッションが行われました。昨年に続き、立命館大学先端総合学術研究科大学院生、生存学研究センター関係者によるポスター報告と質疑応答も実施されました。
韓国側からは、国連障害者禁止条約の批准と国内的な対応についての考察、韓国の障害差別禁止法が障害差別に与えたインパクトについての分析などが豊富な事例とともに紹介されました。日本側からは、差別をなくすということの限界や、差別の様々な側面についての考察、京都府障害者差別禁止条例づくりに関わった経験から考える差別禁止などに関する講演がありました。
日本語・韓国語の2つの言語が飛び交う中、通訳者の方々の尽力のお陰でお互いに情報を共有することができました。
通訳者のみなさま、参加されたすべての方に感謝いたします。
コーディネーター:
安孝淑
、
李旭
、
郭貞蘭
、
林徳栄
運営統括:
近藤 宏
共催:韓国障害学研究会
立命館大学生存学研究センター
戦略的研究基盤形成事業「社会的包摂と支援に関する基礎的研究」チーム
http://www.ritsumeihuman.com/projects/read/id/49
■ 成果刊行物
◇立命館大学生存学研究センター 編 20140319
『日韓研究交流活動2013報告書』
立命館大学生存学研究センター,241p. ※
*作成:近藤 宏
UP 20131017 REV:20131023, 1028, 1031,1106, 17, 20140517
◇
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