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祝祭と共生プロジェクト(若手研究者研究力強化型プロジェクト)
2012年度第2回研究会「祝祭・多文化交流の可能性を地域からみる」

於:京都市地域・多文化交流ネットワークサロン多目的コーナー

Last update: 20130307

■2012年度第2回研究会「祝祭・多文化交流の可能性を地域からみる」
 祝祭と共生プロジェクト(若手研究者研究力強化型プロジェクト)

日時 2013年3月19日(火)、15:00-19:00(予定)
会場 京都市地域・多文化交流ネットワークサロン多目的コーナー
アクセス:http://www016.upp.so-net.ne.jp/k_salon/access.html

15:00〜15:05
今回の趣旨説明 永田貴聖

15:05〜15:55
報告(1)在日フィリピン人コミュニティに係わる人類学的研究からみえたこと
報告者 永田貴聖(立命館大学衣笠総合研究機構PDフェロー)
報告要旨:本報告では、報告者が10年近く係わってきたカトリック教会を基盤とする在京都市フィリピン人コミュニティが、2012年以降、京都市地域・多文化交流ネットワークサロンを活動の拠点としつつある変化を念頭に置き、@宗教を基盤とする移民共同体・社会関係・ネットワークをみる方法と意義について、A人類学者自身のインフォ―マントとの係わりを含めて移民ネットワーク研究の視点からみた人類学の可能性を議論する。

15:55〜16:05
質疑応答

16:10〜16:40
報告(2)東九条における「多文化交流」の現状〜日常性とネットワーク化の課題
報告者 山本崇記(日本学術振興会PD・京都大学、京都市地域・多文化交流ネットワークサロン事務局)
報告要旨:在日コリアンの集住地域である京都市東九条では、2011年7月より京都市地域・多文化交流ネットワーク促進事業がスタートしました。同和地区における特別施策の名残が行政的に整理されていく一方、東九条地域では自主的な取組の成果として、新たな事業展開に結実しました。その過程で、フィリピン人のコミュニティの活発な活動に見られるように、新たな「多文化」の現実が出来しつつあります。その現状と課題を報告します。

16:40〜16:50
質疑応答

17:00〜17:40
報告(3)5月光州の祝祭性に魅せられて−周縁世界から見出した普遍性を今後につなげるために−光州、東九条の考察から
報告者 梁説(立命館大学大学院先端総合学術研究科博士課程)
報告要旨:1980年韓国光州市で起こった「光州民衆抗争」とは何だったのかという問いに、満足に答えらえる者はいないだろう。ただし、5月光州が外界に投げかたものとは何かを探ることは部分的に可能だ。発表者は昨年12月の光州調査において、5月光州は終わっていないことを確信した。80年5月が投げかけるもの、それ以降の5月光州が投げかけるものを、光州に宿る祝祭性から考察したい。また、5月光州が在日社会に投げかけたものを拾う作業として、東九条地域をとりあげる。と書いたが、本発表がこの研究の序章報告でしかないことを断っておきたい。

17:40〜17:50
質疑応答

調査報告(1)高知花柳界の過去と現在―稲荷新地と玉水新地―
報告者 松田有紀子(立命館大学大学院先端総合学術研究科博士課程)

18:00〜
総合討論(40〜50分程度)

◆主催:立命館大学生存学研究センター若手研究者研究協力型・祝祭と共生プロジェクト[外部リンク]
◆後援:京都市地域・多文化交流ネットワークサロン


UP: 20130307 REV:

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