公開講座 シネマで学ぶ「人間と社会の現在」シリーズ11
「男のみち(未知・道)−等身大の表象」
(1)2012/01/14 (2)2012/02/04 (3)2012/03/10
於:立命館朱雀キャンパス 5F 大講義室(ホール)
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last update: 20120301
■公開講座 シネマで学ぶ「人間と社会の現在」シリーズ11:「男のみち(未知・道)−等身大の表象」
◆趣旨
公開講座 シネマで学ぶ「人間と社会の現在」 シリーズ11「男のみち(未知・道)−等身大の表象」を 開催いたします。
この公開講座は、映画が表象する「関係性の様態」を 読み解きながら、「人間と社会の現在」について考える機会にしたいと願い企画されています。
上映後の対談や講義とあわせて、時には奇想天外で、たまには刺激的な、どちらかといえば胸さわぎのする発想に学びつつ、私たちの視界を広げる試みとして位置づけています。講座終了後、ロビーにておいしいコーヒーをお出ししております。憩いのひとときと共に、講師や聴講された皆様で交流を深めていただきながら、結論のない、あるいは結論がひとつではない、対話を楽しむ道楽としての「シネマ人間学」をじっくりと楽しんでいただければと思います。
シリーズ11「男のみち(未知・道)−等身大の表象」では、「さまよえる男」が登場する映画を取り上げ、バリアフリー上映とデフムービーという切り口から新しい映画表象を模索していきます。
未知なる映画上映の模索。ヒーローではなく等身大に描かれた男性の道。この二重の「脱中心化」から、我々は何を受けとることができるのか。
主催:立命館大学・立命館大学生存学研究センター
共催:京都シネマ http://www.kyotocinema.jp/
協力:シグロ、ギャガ・コミュニケーションズ、プロディア
◆公開講座 シネマで学ぶ「人間と社会の現在」
→http://www.ritsumeihuman.com/cinema/
◆日時と上映作品
◇2012年1月14日(土) 『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』
対談:山上 徹二郎 さん(シグロ代表)×松原 洋子(先端総合学術研究科 教授)
・作品サイト
http://yoisame.jp/
・シグロ [外部リンク]
http://www.s1000313.hosting-srv.net/index.htm
作品紹介:
「パーマネント野ばら」などの漫画家・西原理恵子の元夫で戦場カメラマンの鴨志田穣による自伝的小説を「風音」の東陽一 監督が映画化。重度のアルコール依存症になった男と、彼を支え続ける家族との絆を描く。シナリオ段階からバリアフリー上映化の議論を交わし制作してきた結果、新たな視点で映画を体験できる作品となったと言う。出演は浅野忠信・永作博美・市川実日子など
ゲスト紹介:
山上 徹二郎さん( 株式会社シグロ代表)1954 年、熊本県生まれ。1986年にシグロを設立以降、翰光やジャン・ユンカーマン監督作品を含む、70本以上の記録映画と劇映画を製作し、国内外で多くの賞を受賞している。主な作品に『絵の中のぼくの村』、『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』(いずれも東陽一監督)、『エドワード・サイードOUT OF PLACE』(佐藤真監督)、『花はどこへいった』(坂田雅子監督)、『沈黙を破る』(土井敏邦監督)など
★開催レポート(立命館大学ホームページ/2012年1月20日掲載)
http://www.ritsumei.jp/pickup/detail_j/topics/9954/date/1/year/2012
遠隔情報保障については詳細を紹介したページがございますので以下のぺージをご覧ください。
遠隔情報保障:http://www.arsvi.com/d/h02en.htm
◇2012年2月4日(土) 『手紙』
対談:深田 麗美さん(京都リップル代表)× 深田 美知子さん(同 字幕/副音声班 班長)× 甲斐 更紗(グローバルCOE「生存学」創成拠点ポストドクトラルフェロー)
・京都リップル [外部リンク]
http://kyoto-ripple.sakura.ne.jp/
作品紹介:
直木賞作家・東野圭吾の社会派小説を映画化した人間ドラマ。 原作は、犯罪者の家族に突き付けられる厳しい現実という衝
撃的で重いテーマが、大きな反響を呼んだ。主演は山田孝之(「電車男」)、玉山鉄ニ(「逆境ナイン」)、沢尻エリカ
(「パッチギ!」)。監督は『3 年 B 組金八先生』など数々のヒットドラマを手がけてきた名匠、生野慈朗である。
ゲスト紹介:
深田 麗美さん( 代表 ) 1980年、京都生まれ。同志社大学経理課勤務の傍ら、大学在学中の 2003年に立ち上げた「京都リップル」で現在も活動中。障害について理解を求める講演と、映画に日本語字幕・副音声を付ける「バリアフリー上映」の普及活動を精力的に行っている。
深田 美知子さん( 字幕/副音声班 班長)
娘のためにビデオに日本語字幕を入れることを始め、聴覚言語障害センターや京都ライトハウスでボランティアをしながらリップルの活動を続ける。フリーアナウンサーの経験を生かし、楽しみながら字幕/副音声制作に携わっている。
★開催レポート(立命館大学ホームページ/2012年2月6日掲載)
http://www.ritsumei.jp/pickup/detail_j/topics/10039/date/2/year/2012
遠隔情報保障については詳細を紹介したページがございますので以下のぺージをご覧ください。
遠隔情報保障:http://www.arsvi.com/d/h02en.htm
◇2012年3月10日(土) 『迂路(うろ)』
対談:おおだて のぶひろさん(プロディア代表)×尾鼻 崇(立命館大学非常勤講師)
・作品サイト
http://www.deaf.or.jp/ulo/index2.html
・おおだて のぶひろさん [外部リンク]
http://www.deaf.or.jp/usr/ohdate/index.html
作品紹介:記憶喪失のまま、繁華街をうろつく男、曽我辰夫。浪費と借金だらけの人生。キャンブルに手をかけては、女と遊びまくる。そんなどうしようもない奴が、ある時追われる身となる。「僕はいったい、何者なのだ!?」辰夫の寂しい心は、記憶の彼方へと導かれてゆく…。2006年にカナダのトロントで開催された「国際ろう映画祭」で最優秀作品に選ばれた話題作。主演は NHK 手話ニュース 845 キャスターでもあるろう者の俳優、那須 英彰。
ゲスト紹介:
おおだてのぶひろさん(プロディア代表)1959 年、茨城県生まれ。ろう映画制作グループ「デフムービーエンターテインメント プロディア」代表。2006年にカナダで開かれた「国際ろう映画祭」で上映した「迂路」が大賞に輝き、世界各国からも大きな反響を呼ぶ。主な作品に『小さな下町』『ありときりぎりす』最新作『寄りびと』がある。
★開催レポート(立命館大学ホームページ/2012年3月15日掲載)
http://www.ritsumei.jp/pickup/detail_j/topics/10213/date/3/year/2012
遠隔情報保障については詳細を紹介したページがございますので以下のぺージをご覧ください。
遠隔情報保障:http://www.arsvi.com/d/h02en.htm
※バリアフリー上映 聴覚障害者用日本語字幕と音声ガイド(オープン方式)付での上映
※デフムービー上映 「聾映画」のプロエッショナル、「プロディア」が作成する無声映画の上映
※対談では、聴覚障害をもつ方の情報保障としてパソコン要約筆記を小スクリーンに投射します。また、「バリアフリー上映」では日本語字幕をつけるほか、ご来場のお客様全員に、音声ガイドが聞こえるオープン方式で行います。なお、「デフムービー上映」では無声映画の特性を生かすため、音声ガイドはつきません。
*いずれも13:00開場/13:30開演 15:30講座(対談)(16:30終了予定)
*朱雀シネマCAFEは講座終了後(16:20〜予定)となります。
◆会場:立命館朱雀キャンパス 5F 大講義室(ホール)
*駐車場・駐輪場がございませんので、ご来場の際には公共の交通機関をご利用下さい。
■立命館朱雀キャンパス■
◇アクセスマップ(キャンパスマップにもリンクしています):
〔外部リンク〕http://www.ritsumei.jp/accessmap/accessmap_suzaku_j.html
◆参加費:
◇一般 ……800円
◇立命館大学教職員・学生・京都シネマ会員 ……500円
*当日13:00よりチケットの販売を開始します(事前の受付及び整理券の配布はございません)。
*満席の場合、ご入場を制限させて頂くこともございますので、ご了承ください。
◆お問い合わせ先
立命館大学社会連携部社会連携課
〒603-8577 京都市中京区西ノ京朱雀町1番地
TEL:075-813-8110 FAX:075-813-8167
E-Mail:cinemas@st.ritsumei.ac.jp(@→@)
チラシは以下のとおりです。
http://www.ritsumei-arsvi.org/uploads/news/467/series11.pdf
↑上のPDFはテキスト抽出ができます。視覚障害者用にお使いください。
■メディア■
◆本企画が2012年2月23日の点字毎日新聞で紹介されました。
*作成:甲斐 更紗
UP: 20111223 REV: 20111227, 20120107,0111, 0206,0208,0301
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gCOE生存学・催