HOME > gCOE生存学「催2009」 >

日本心理学会第73回大会シンポジウム「〈老い〉をめぐる時空間――その身体と社会」

20090828
於:立命館大学衣笠キャンパス敬学館210


■日本心理学会第73回大会シンポジウム
シンポジウムテーマ:「〈老い〉をめぐる時空間――その身体と社会」

※企画担当者:天田 城介(立命館大学大学院先端総合学術研究科准教授)

【重要情報】
本シンポジウムは一般の方(非会員の方)でも自由に参加可能な公開プログラムです。
事前の申し込みなども必要ありません。無料です。関心のある方は自由にご参加ください。

◆概要
シンポジウムテーマ:「〈老い〉をめぐる時空間――その身体と社会」

日時:2009年8月28日(金)12:30〜14:30
会場:立命館大学衣笠キャンパス敬学館210
URL:http://www.ritsumei.jp/accessmap/accessmap_kinugasa_j.html (アクセスマップ)
URL:http://www.ritsumei.jp/campusmap/index_j.html#KINUGASA(キャンパスマップ)
※案内部分は転送自由です。
※公共交通機関でお越しください。自転車・バイク・車での来校はご遠慮ください(駐輪場・駐車場がありません)。
※アクセスの観点から駐車場の手配が必要な方々は事前に天田までご連絡ください。
※参加費無料/事前申込不要

◆主旨
今日において〈老い〉は、「人口」の問題として――とりわけ未曾有の「少子高齢化」において現出する問題として――、あるいは「ケアの社会化」の文脈において――特に〈老い〉をリスクと負担という枠組みにおいて捉えた上でその再配分をどのようにするかという文脈として――語られる。あるいは、現代社会における老いとその家族の別様な生き方が指南される。確かに、〈老い〉をめぐって起こっている事態は深刻であり、その事態に苦悩・葛藤している人たちにとっては悠長なことを言っている余裕などない。これもまた事実である。だが、〈老いの生〉をたんに衰えゆく生として、あるいは他者や道具などによる手立てと補いが必要な生としてのみ理解してしまうのでは私たちの社会における身体と社会の関係を捉え損なってしまうのではないか。
このシンポジウムでは、「戦後家族の変容」「ケアの社会化」「老いの身体性」「剥き出しの生」という視点から〈老い〉と〈ケア〉と捉えなおし、「家族によるケア」と「ケアの社会化」をどのように位置づけ、更には老いの身体性とその生を考究することがいかに可能であるのかを検討したい。そして、〈老いの生〉をめぐる「心理」「社会」「経済」をいかにして論考することが可能であるのかを再定位するものとしたい。そして/その上で、「私たちはなぜゆえに/いかにして老いゆく人々を生かすのか」という極めて難しいが、最も基底的かつ核心的な問いをその根底において問うてみたい。

◆プログラム
春日キスヨ(松山大学人文学部教授)
「老いと家族の空間の変容(仮題)」
◇西川勝(大阪大学コミュニケーションデザイン・センター特任准教授)
「老いとケアの社会化(仮題)」
◇浜田寿美男(奈良女子大学文学部教授)
「老いの生――その身体について(仮題)」
鷲田清一(大阪大学大学院文学研究科/大阪大学総長)
「老いの生の哲学(仮題)」

◇司会&企画&指定討論者
天田城介(立命館大学大学院先端総合学術研究科准教授)

※日本心理学会第73回大会のプログラム等の詳細は下記を参照してください。
http://www.wdc-jp.biz/jpa/conf2009/

◆共催
日本心理学会
認知症介護研究会
立命館大学グローバルCOEプログラム「生存学」創成拠点
立命館大学生存学研究センター
大阪大学コミュニケーションデザイン・センター

◆お問い合わせ
〒603-8577 京都市北区等持院北町56-1
立命館大学大学院先端総合学術研究科
認知症介護研究会事務局 天田城介
電 話 : 075-466-3056 (FAX同様)
E-mail : josuke.amada@nifty.com(@→@)


【関連情報】

※2009年8月26日(水)〜8月28日(金)の3日間において、立命館大学グローバルCOEプログラム「生存学」創成拠点の研究内容とその成果を紹介・展示する予定です。ご関心のある方々は下記の情報をご参照していただき、立命館大学衣笠キャンパス敬学館260に直接お越しください。立命館大学生存学研究センター 編『生存学 vol.1』(2009年02月25日、生活書院 http://www.arsvi.com/m/sz001.htm)も販売いたします。

■立命館大学グローバルCOE「生存学」創成拠点の紹介展示企画
期間:2009年8月26日(水)〜 2009年8月28日(金)
場所:立命館大学衣笠キャンパス敬学館260

◆展示・販売予定のもの
◇立命館大学グローバルCOE「生存学」創成拠点 パンフレット
http://www.arsvi.com/a/pamphlet.pdf
http://www.arsvi.com/a/pamphlet.htm

◇立命館大学生存学研究センター 編 2008/02/25 『生存学 vol.1』,生活書院
http://www.arsvi.com/m/sz001.htm

◇立命館大学グローバルCOEプログラム「生存学」創成拠点 2008/02/29 『PTSDと「記憶の歴史」――アラン・ヤング教授を迎えて』,立命館大学生存学研究センター,生存学研究センター報告1
http://www.arsvi.com/b2000/0802av.htm
◇立命館大学グローバルCOEプログラム「生存学」創成拠点 2008/03/07 『時空から/へ――水俣/アフリカ…を語る栗原彬・稲場雅紀』,立命館大学生存学研究センター,生存学研究センター報告2
http://www.arsvi.com/b2000/0803av.htm
山本崇記北村健太郎 編 2008/10/10 『不和に就て――医療裁判×性同一性障害/身体×社会』,立命館大学生存学研究センター,生存学研究センター報告3
http://www.arsvi.com/b2000/0810yt.htm
◇立命館大学グローバルCOEプログラム「生存学」創成拠点 2008/10/15 『多文化主義と社会的正義におけるアイデンティティと異なり――コンフリクト/アイデンティティ/異なり/解決?』,立命館大学生存学研究センター,生存学研究センター報告4
http://www.arsvi.com/b2000/0810av.htm
有馬斉天田城介 編 2009/01/30 『特別公開企画「物語・トラウマ・倫理――アーサー・フランク教授を迎えて」』,立命館大学生存学研究センター、生存学研究センター報告5
http://www.arsvi.com/b2000/0902mr.htm
青木慎太朗 編 2009/02/03 『視覚障害学生支援技法』,立命館大学生存学研究センター,生存学研究センター報告6
http://www.arsvi.com/b2000/0902as.htm
松田亮三棟居徳子 編 2009/02/20 『健康・公平・人権:健康格差対策の根拠を探る』,立命館大学生存学研究センター、生存学研究センター報告7
http://www.arsvi.com/b2000/0901ah.htm
安部彰有馬斉 編 2009/03/17 『ケア倫理と感情労働』、立命館大学生存学研究センター、生存学研究センター報告8
http://www.arsvi.com/b2000/0903aa.htm

◇各種書籍
◇論文の抜刷・別刷ほか


*作成:岡田 清鷹
UP: 20090324 REV:20090702, 0804
gCOE生存学「催2009」  ◇老い

TOP HOME (http://www.arsvi.com)